歩いて広がる応援の海岸線! 湾岸エリアのシンボルを目指して ~もう1つのB“群雄割拠B3リーグ”~ #6 東京ユナイテッドバスケットボールクラブ
トップリーグであるB1・B2への参入を目指し、日本各地で活動を続けるもう1つのB、それが“B3リーグ”です。この連載「もう1つのB“群雄割拠B3リーグ”」は、バスケットボール歴16年・ニッポン放送アナウンサーの私、内田雄基が、地元を背負い、上を目指すB3リーグのクラブ活動や見どころをご紹介していきます。 突然ですが、これまでのB1、B2、B3の全カテゴリーのクラブ主管試合として1試合での観客動員数最多記録はどのくらいだと思いますか?(2024年2月時点) 答えは1万人以上。正式には10,358名がこれまでの最多記録になっています。2023年の10月14日(土)にこの記録を打ち出したのはB1のクラブでもB2のクラブでもなく、B3の、それも創設2年目のクラブでした。
連載6回目の今回ご紹介するのは、その記録を持つ『東京ユナイテッドバスケットボールクラブ』です! 東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(以下、TUBC)は、ホームエリアを東京ベイエリア(東京湾岸・隅田川、東京東側エリア)においています。日本国内でも屈指のコート、有明アリーナを拠点に活動しているクラブです。 TUBCの観客動員記録は、有明アリーナの収容人数の多さも一因ですが、B1のクラブが有明アリーナでホームゲームをしても、この記録が破られることはなく、私が取材をした3月9日(土)の埼玉ブロンコス戦も有明アリーナのメインに5,000人を超える観客の方が足を運んでいました。 一体どんなクラブなのか、TUBCの人気の秘密をキャプテン#33宮田諭選手に伺いました。
「バスケに没頭するだけじゃダメなんです。ファンの方を喜ばせることが一番の仕事」――宮田諭選手
内田:今日も有明アリーナのTUBCファンの皆さんの熱気すごかったですね。選手としては、沢山のファンの前での試合はワクワクしますか? 宮田:もちろんどの試合も大切なんですけれど、自分自身、昨年からこのチームに来て、この素晴らしいアリーナでバスケをして、応援してもらえるということはとても幸せですね。シュートが1本決まる・決まらないだけでもあれだけ盛り上がってもらえるとテンションは上がりますし、ワクワクします。本当に幸せな1試合1試合を経験させてもらっているなと思います。 内田:やはり、応援は選手にとって後押しになるんですね。