沖縄テレビが開局65周年 伝えてきた激動の時代・県民の想い
沖縄テレビ
沖縄テレビが誕生して65周年を迎えました。 1959年の11月1日に県内初のテレビ局として産声をあげ、これまで記録してきた映像には、沖縄の激動の時代や県民の想いが刻まれています。 65年前の国際通り。多くの人が食い入るようにテレビを見つめています。この日の地元紙は沖縄テレビの開局を特集沖縄テレビは当時、10チャンネルで放送をスタートさせました。 開局式典は生中継され、興奮と感動に包まれ第一歩を踏み出しました。 当時の看板番組は「水曜劇場」。視聴率は驚異の76.2%。ウチナー芝居を初めてテレビで生中継して、あまりの人気に放送のある水曜日には銭湯から客がいなくなるなど社会現象も巻き起こしました。 開局から13年、沖縄の歴史的な一日が伝えられました。 屋良朝苗知事: ここに沖縄県が発足したことを高らかに宣言します。 1972年5月15日。アメリカから日本に施政権が返還され沖縄県が誕生。27年に及ぶアメリカ世が終わりを告げました。 沖縄テレビはその時代を席巻したヒーローたちの活躍も伝えてきました。 1976年:ボクシング世界チャンピオン具志堅用高さんパレード 2010年:興南高校が春夏の甲子園制覇 子どもたちに野球を教えている男性が誰だかわかりますか? 大谷翔平をはじめスター軍団を指揮しワールドシリーズを制したロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督です。 選手時代の2003年に母親の故郷・沖縄を訪れている様子も取材していました。 いっぽう、戦後から今に続く問題にもずっとカメラを向け続けて来ました。 1995年:米兵による少女暴行事件県民総決起大会 2016年:名護市にオスプレイ墜落 街の声: その日その日のニュースをテレビはどういうふうにとりあげて、どんなコメンテーターが自身の意見をどのように発信するとかね、興味があってニュースを追いかけて見ています 街の声: 私は首里城の火災が一番印象的でした。すごいびっくりしたのを覚えています 街の声: これまで通りに地道に続けてくれればって感じですね 時代は変わっても、未来を担う次の世代のために沖縄の事を記録していく。その気概をもって沖縄テレビは歩み続けていきます。
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