韓国・高級ホテルで年末ビュッフェ争奪戦…価格アップで消費者困惑
【11月12日 KOREA WAVE】年末のピークシーズンに合わせ、今年も韓国の高級ホテルのビュッフェ価格が一斉に引き上げられ、週末や夜間の予約が急速に埋まっている。デートやイベントを計画する消費者には一層の負担となっている。 高級ホテルは12月のビュッフェ価格を「繁忙期」と「極繁忙期」に分け、一時的に値上げする。ソウル新羅ホテル「ザ・パークビュー」は12月1~19日、繁忙期の昼食価格を平日17万3000ウォン(約1万8857円)から17万8000ウォン(約1万9402円)(約2.9%増)、週末18万5000ウォン(約2万165円)から19万2000ウォン(約2万円)(約3.8%増)に、夕食は19万2000ウォン(約2万円)から19万8000ウォン(約2万1582円)(約3.1%増)に引き上げる。 クリスマスを含む極繁忙期(12月20~31日)はさらに値上げ幅が大きく、平日昼食が17万3000ウォン(約1万8857円)から19万2000ウォン(約2万928円)(約11%増)、週末18万5000ウォン(約2万165円)から19万8000ウォン(約2万1582円)(約7%増)、夕食は19万2000ウォン(約2万928円)から21万5000ウォン(約2万3435円)(約12%増)とし、20万ウォン(約2万1800円)を超える価格帯となる。 ロッテホテル「ラセーヌ」も同様で、12月の昼食は平日16万8000ウォン(約1万8312円)から17万5000ウォン(約1万9075円)、週末および繁忙期の夕食は19万ウォン(約2万710円)から19万8000ウォン(約2万1582円)(約4%増)となる。極繁忙期(12月21~31日)には19万ウォン(約2万710円)から21万5000ウォン(約2万3435円)(約13.2%増)に引き上げられる。 また、ウェスティン朝鮮ホテル「アリア」は110周年記念割引を実施中だが、12月24日、25日、31日を「特別日」と定め、15日から予約を開始する。これらの日の価格は未定だが、昨年の実績から引き上げが予想されている。 12月の恒例行事ともいえるビュッフェ価格の上昇だが、需要の高さによって予約は迅速に埋まっている。「ザ・パークビュー」では週末の予約がほぼ満席で、平日も間もなく埋まる。新羅ホテル関係者は「予約の問い合わせが絶えない」と述べ、年末には無制限のワイン提供やイベントも開催される。 「ラセーヌ」も12月の土曜日ディナー1部が90%以上埋まっており、クリスマスイブと当日のディナー1部も同様の予約率に達している。また、12月にはスパークリングワインやトマホークステーキなどのメニューが追加される。 「アリア」では主に団体や家族客による予約が増加しており、まもなく満席になりそうだ。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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