ビルが倒壊し朝市が燃えた能登半島地震から1年 いまだ500戸断水、復興への道のり遠く
最大震度7を観測し、建物の倒壊だけでなく海岸線の隆起や津波、大規模火災など多大な被害をもたらした能登半島地震から1年。9月に被災地を襲った記録的豪雨も追い打ちをかけ、いまだ避難所で暮らす人もいる。水道はおおむね復旧したが、石川県輪島市と珠洲市では地震や豪雨による土砂災害などの影響で、500戸が断水した状態だ。同県内の倒壊した家屋などの公費解体は12月22日時点で申請棟数の39・3%にとどまる。道のりは長いが、被災地は復興に向けて一歩ずつ進んでいる。