【MLB】 カブス・鈴木が自身初のサヨナラ打 カブスは今日から勝率5割未満の球団と18連戦 逆転PSへ
【ブルージェイズ5-6×カブス(延長10回タイブレーク)】@リグレー・フィールド
日本時間8月17日、鈴木誠也の自身初のサヨナラ打でカブスがブルージェイズとの延長戦を制した。9回に3点リードを追いつかれたカブスは、延長10回無死1・2塁から鈴木がレフト前安打を放ってサヨナラ勝ち。試合終了時点でプレーオフ圏内へのゲーム差を5に戻している。延長10回を無失点に抑えたカブスのタイソン・ミラーに4勝目(1敗)、サヨナラ打を喫したブルージェイズのチャド・グリーンに3敗目(3勝)が付いている。 【動画】カブス・鈴木のサヨナラ打 カブスは初回、4番コディ・ベリンジャーの13号2ランで幸先よく先制する。その後、ブルージェイズのアーニー・クレメントのタイムリー、レオ・ヒメネスの5号ソロで同点に追いつかれたが、やはり一発攻勢でブルージェイズを突き放した。5回、ピート・クロウ=アームストロングとミゲル・アマヤの8・9番コンビに連続本塁打(共に5号ソロ)が飛び出し、7回にも1番イアン・ハップが21号ソロで追加点をもたらした。 3点リードで迎えた9回、カブスは守護神ヘクター・ネリスが誤算。一死満塁のピンチを招き、まずボークで2点差に。そして続く1番ジョージ・スプリンガーに走者一掃の三塁打を浴び、同点に追いつかれてしまった。延長10回のブルージェイズの攻撃も好調のブラディミール・ゲレーロJr.から始まる手強い打順だったが、6番手のミラーが三者凡退に抑える好救援。その流れを無駄にせず、10回裏の攻撃ではすかさず鈴木がレフト前にサヨナラ打を放った。 今日の試合で借金が3まで減ったばかりのカブスには、プレーオフはまだ遠いように見えるかもしれない。しかし、カブスは今日のブルージェイズ戦から17試合は勝率5割を切る相手としか当たらない楽なスケジュールが控えている。ここで貯金を作ることができれば、逆転プレーオフの可能性も見えてくるだろう。 サヨナラ打を放ったカブスの鈴木誠也は5打数1安打。第1打席はサードフライ、第2打席は見逃し三振、第3打席も見逃し三振と、ブルージェイズ先発のジャリエル・ロドリゲスに苦戦した。第4打席もショートゴロに倒れたが、第5打席に自身初のサヨナラ打を放って鬱憤を晴らした。鈴木の今季成績は打率.265、OPS.809。直近7試合では打率.172と振るわないが、これが復調の狼煙となるだろうか。