平和記念式典の厳粛な開催求める 広島市議会が請願採択
広島市議会は27日の本会議で、毎年8月6日の原爆の日の平和記念式典を厳粛に開くことを求める請願を賛成多数で採択した。毎年、式典会場周辺で行われるデモ活動に関し「一定の時間、一定の場所の静ひつを守る条例策定を検討するなど、実効性のある対応」への取り組みを求める内容。 採択時には反対する団体の関係者らが「反戦運動の弾圧を許すな」などと傍聴席から発言、議長が退席を命じる一幕があった。 市議会は2021年に式典を「市民の理解と協力の下に、厳粛の中で行う」と定めた平和推進基本条例を制定。表現の自由の制限につながるとの声もあり、議論を呼んでいた。