レバークーゼンのドイツ代表ヨナタン・ター、来季のバルサ加入が濃厚に スペイン紙報じる
レバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ター(28)がバルセロナの来季最初の契約選手になる可能性が高いと、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が25日に報じた。 ターは現在、その素晴らしいパフォーマンスにより欧州のビッグクラブの注目を集めている。レバークーゼンとの契約が来年6月30日で満了するため、年明けより来季移籍に向けて他のクラブと自由に交渉できる状況の中、すでに移籍金ゼロでのバルセロナ入りを決断しているとのことだ。 バルセロナがターを狙うのは今回が初めてではない。すでに今夏獲得に動いたものの、レバークーゼンに拒否されていた。しかしまったく諦めておらず、バルセロのスポーツディレクターを務めるデコが今月6日にレバークーゼンへ行き、ターとその代理人に会い、すでに30年6月30日までの5年契約に向けた基礎を固めたとのことだ。 現時点ではまだ正式なオファーを出せるわけではないため、選手が最終的な決断を下すのは今後数週間以内になるとのことだが、クラブの関係者はムンド・デポルティボ紙に対し、獲得への手応えを認めているという。 ターが加入した場合、バルセロナは既存の選手(アラウホ、クバルシ、イニゴ・マルティネス、エリック・ガルシア、クリステンセン)を含めるとセンターバックが6人になるため、フリック監督の戦力外のエリック・ガルシア、26年で契約が切れるクリステンセンの2人が放出候補に挙がると同紙は伝えている。 ターはブンデスリーガで首位バイエルン・ミュンヘンに次ぐ2位につけるチームにおいて、ここまでの15試合すべてにフル出場して2ゴールを挙げ、イエローカードは1枚しかもらっていない。同様に欧州チャンピオンズリーグでもここまでの全6試合すべての出場し、シャビ・アロンソ監督の重要なピースになっている。(高橋智行通信員)