レッドブルのJ3大宮アルディージャ買収、さまざまな疑問「クラブカラーはオレンジから赤に変更される?」
【原博実フットボール本部長の説明によると...】 レッドブルは、大宮をどのように成長させていくのか。そのモデルケースとなるのが、ドイツのRBライプツィヒだ。 2009年の買収時点は国内5部だったクラブを、8シーズンでブンデスリーガまでステップアップさせた。しかも、昇格1シーズン目から2位に食い込み、2017-18シーズンの6位を除いて毎シーズン5位以内でフィニッシュしている。 レッドブルのオリバー・ミンツラフ代表は、「将来的には大宮を、日本サッカー界において名門クラブのひとつにするために貢献したい」と話す。J3からJ2、J2からJ1という階段に止まらず、ACL制覇からクラブワールドカップ出場まで見据えているのかもしれない。そのために、投資をしていくのだろう。 8月6日14時発表の共同声明リリースに先立って、レッドブルはトップチームとVENTUSの選手・スタッフをはじめとする全スタッフを対象に説明会を開いた。アルディージャの原博実フットボール本部長が言う。 「今回のプロジェクトに関わったレッドブル側の方々が、現場のスタッフと選手たちに直接挨拶をしたい、そのあとにリリースを出したい、ということでした。6日はVENTUSがオフで、育成のスタッフは夏休みでいろいろなところへ行っているので、クラブハウスに来られる人は来て、来られない人はオンラインで参加してもらいました。トップチームはJ3のシーズン中ですけれど、いきなり違う監督が来るとかいうことは当然なくて、現体制のままやってもらいます、という話がまずありました」 レッドブルという企業についての説明や、「なぜ大宮を選んだのか」についての説明もあった。原本部長が続ける。 「大宮というクラブの地域性とか、クラブハウスやグラウンドなどの施設の価値とか、育成から多くの選手をトップチームに輩出しているとか、女子チームを持っているとか、いろいろな点を評価して選びました、という話がありました。これから一緒にやっていきましょうと、ポジティブな内容でしたね」