【セイコーほか国産ブランド VS 海外ブランド】10万円台&10万円以下で徹底比較!高コスパダイバーズ
夏になるとやっぱり欲しくなるダイバーズウオッチ。多種多様なデザインや機能をもつダイバーズウオッチが各ブランドから続々と発表されているが、結局どれがいいのだろう?そんな悩みを抱える時計ファンの方々も少なくないだろう。そこでこの記事では、価格帯別に国産ブランドと海外ブランドの高いコストパフォーマンスを誇るダイバーズウオッチをひとつずつ取り上げ、そのデザインやスペックを比較しながら紹介する。ぜひともこの夏の時計選びの参考にしていただければ幸いである。 【画像】セイコーの歴史的名作 VS 60年代傑作時計の復刻コラボモデル!10万円台の高コスパダイバーズ
【10万円台の高コスパ国産ダイバーズ】
セイコー プロスペックス 「メカニカルダイバーズ 1965 ヘリテージ」 65年の初代モデルから受け継ぐヴィンテージスタイルのデザインをベースに様々な改良を加えて進化を遂げたモデル。 300m防水機能に加え、搭載するムーヴメント“6R55”は、約72時間のロングパワーリザーブを誇る。 デザイン面は、サイズダウンしたケースを採用してコンパクトにアレンジされ、アルミニウムプレートがインサートされたステンレススチール製ベゼルでクラシカルな雰囲気に仕上げられた。また、長期間の使用による剥離を防ぐため、レーザー加工によって彫り込みをいれたあとに塗料が入れられたダイビングスケールなど、信頼性・安全性と美観の両立がはかられている。
【10万円台の高コスパ海外産ダイバーズ】
Nivada Grenchen(ニバダ グレンヒェン)×UNDONE(アンダーン) 「デプスマスター ピクセルアート」 スイスで1926年に創設されたニバダ・グレンヒェンと、カスタマイズウオッチの人気に火を付けた先駆的ブランドとして知られるアンダーンのコラボモデル。 ベースモデルには1965年発表のダイバーズウオッチ、デプスマスターの復刻モデルを採用。個性的な変形アラビアインデックスがレトロゲーム“パックマン”のキャラクターを想起させることから“パックマン”の通称で知られているモデルであり、本作ではピクセルアートを大胆に取り入れたデザインで、パックマンのテイストと80年代レトロゲームの雰囲気を表現している。 現行のダイバーズウオッチで広く採用されているリューズガードを採用していないのもこだわりのポイント。耐久性や強度を考慮するならばリューズガードを設けたほうが信頼性は高まるのだが、モチーフとなった60年代のデプスマスターに合わせてリューズガードを採用しないシンプルな形状を採用し、当時の雰囲気やデザインを忠実に再現している。
《総評》
ともに10万円台とは思えない質の高い仕上がりのモデルなのだが、なんと両方とも1965年の時計がベース。60年代のアンティークテイストを残しつつ見事にアップデートを果たしており、当時の意匠と現代テイストの融合が楽しめる。とりわけニバダ・グレンヒェンとアンダーンのコラボモデルは、スイスメイドの高品質な作りと大胆な遊び心を兼ね備えた非常に興味をそそられる復刻コラボモデルだ。 画像リンクからは10万円以下の高コスパダイバーズウオッチも紹介しているため、気になる方は合わせてチェックしていただきたい。
文◎市村信太郎(編集部)