経済制裁続くも“好景気”消費欲に沸くロシア 賃金アップで高級和食や高級車が人気
ロシア人客 「初めてラーメンを食べました。すごくおいしいです」 1杯約1200円と、モスクワの平均ランチ代の約2倍ですが、売り上げは好調。オーナーはロシア人で、今年、新しい日本食レストランも開店する予定だといいます。 ラーメン店を経営 ロシア人オーナー 「ロシア人は海外に行きづらくなっています。そのためロシア国内でお金を使います。とても良いことです」 経済制裁が生んだ“好景気”。その“恩恵”は、自動車販売店でも。店内には周辺国を経由し“非正規ルート”で仕入れたという日本の高級車がずらり。購入した車を引き取りに来た女性は…
車の購入者 「収入は増えました」 ──どれくらい増えた? 車の購入者 「20%くらいです」 ここ3年で収入がアップしたため、車の買い替えを決めたといいます。新車価格は約1500万円。価格は以前より6割ほど高くなったといいますが… 自動車販売店「Rolf」 担当者 「プレミアムな日本車はまだまだ市場にニーズがあります。高くても日本車に乗りたいという顧客はいるんです」 経済制裁の裏で高まる人々の“消費欲”。一方、過度な物価上昇や人手不足も深刻化していて、戦時下の中、“好景気”がいつまで続くのか、国内では懸念の声も上がっています。