経済制裁続くも“好景気”消費欲に沸くロシア 賃金アップで高級和食や高級車が人気
日テレNEWS NNN
ウクライナ侵攻で欧米などの経済制裁が続くロシアですが、いま、制裁をものともせず、好景気に沸いています。人々の購買意欲も旺盛になっていて、高級な日本のグルメも人気となっています。好景気の背景に、何があるのでしょうか。 【図解】戦争犯罪の疑い、プーチン大統領の“逮捕なし” 「困難だ」…モンゴルが義務を無視したワケ 専門家「ICCの権威に疑問符」 ◇ ロシア最大の都市、モスクワ。“超満員”の盛り上がりを見せていたのは、去年11月にオープンした高級日本料理店「IKURA」です。はちまきを巻いた料理人が振る舞うすしや創作料理を、有名ブランドの日本酒とともに楽しむことができます。
平山晃一記者 「お店の真ん中には、大きなマグロが置かれています」 この日の目玉はクロマグロの解体ショー。さばきたてのマグロは早速握られ、お客さんの元へ。 ロシア人客 「本当においしいです」 マグロのコース料理は、1人前約1万9000円。それでも客足は絶えません。実は今年、モスクワでは700ものレストランが新たにオープンしたといいます。その背景にあるのは空前の“好景気”です。
ロシア人客 「最近、収入が増えました」 ウクライナ侵攻から約2年半。欧米諸国や日本からの経済制裁は続いていますが、景気は落ち込むどころか、むしろ盛り上がっているというのです。 その成長をもたらしたのは、ウクライナ侵攻後、フル稼働を続ける軍需産業です。さらに、スターバックスやマクドナルドなど欧米企業が撤退した店を活用し、ロシア企業が相次いで参入。その結果、雇用が拡大し、賃金も上昇。人々の消費欲が高まっているのです。
プーチン大統領は先週… ロシア プーチン大統領(5日) 「ロシア経済は着実に確実に発展している」 ロシアの経済発展を強気でアピール。実際に、直近のGDP(=国内総生産)は前年比プラス4%(今年4ー6月期)。これは、どの先進国をもしのぐ数字となっています。 その“消費欲”が注がれているひとつが、日本のグルメです。本格的なラーメンが食べられるお店「ラーメン居酒屋KU」では…