夫と息子を捨てたい!ゲームばかりの2人を注意しても「うるさい」と反発。こんな家族、もう嫌になった
40代女性。夫と中学3年の息子の3人家族です。夫は中小企業の営業職、私も正社員の事務職で夫婦共働き。夫は仕事で遅くなることもあり、食事や洗濯などの家事は、すべて私がやっています。 夫と息子は仲が良く、暇さえあれば一緒にオンラインゲームをしたり、スマホで動画を見たりしています。いつまでたってもやめないので、食事中はやらないように怒り、時間を守るように注意しても、2人そろって「うるさい」と聞く耳を持ちません。 高校受験を控える息子に勉強するように言えば、息子は「いい大学出たって意味ない」と口答えし、夫が「なんでも自分の思い通りになると思うな」と追い打ちをかけます。 息子の大学費用のことを考えて仕事を続け、夫の健康を気にして毎日の食事を用意していたのに……。こんな家族、もう嫌になってしまいました。夫と息子を捨ててもいいでしょうか。(ハンドルネーム:ヒトリシズカ)
イライラの根っこは「そんな夫と息子が嫌だ!」という自分のこころ
ヒトリシズカさんこんにちは。あまりにも「あるある」なお悩み! 捨てるなら粗大ゴミ? 燃えるゴミ? しばし考え込みました。おつかれさまです。 女性たちは押しなべてやさしい。だからあれこれと気をもんで、先回りして口を出してしまう。大事な家族なんだから、と。なのに夫と息子の「うるさいヒト」になっていく……。 もしもファイナルアンサーをお急ぎでないなら、「北風と太陽作戦」をやってみてはどうでしょうか。 いまのヒトリシズカさんは、まるで北風。夫にも息子にも煙たがられています。だったらあの寓話のように「太陽であれ」です。 あしたからヒトリシズカさんは、ぽかぽかニコニコ、彼らを照らす係です。もう、うるさがられる小言は伝え終えた。息子はじきに成人。夫はいい年のおじさん。もう善しあしも判断できるし、ソコソコの思いやりもきっとある。 だからこそ、愛をもって放置です。 食事中のゲームも動画もムカつきます。注目すべきは彼らではなくイライラの根っこ、「そんな夫と息子が嫌だ!という自分のこころ」です。自分のこころは、自分でどうにかできます。 ここはグッとこらえて、無言で乗り越えましょう。彼らの「あれ?」は気づきのチャンス。「ママはもう十分伝えたよ」「思い通りにはならないよね」など、いろんな口調で微笑み返しておきましょう。 いい意味でも悪い意味でも「やったことは、返ってきます」。太陽をがんばるヒトリシズカさんには、こころの大きな成長が。さらには彼らにささげていた時間やお金が自由になる、というボーナスもあるでしょう。 夫と息子が「コートを脱ぐ日」を心おだやかに待ちましょう。そもそもたいていのモノゴトは、太陽を中心に回っていくものです。(コピーライター 坂本和加)