ビートきよしが明かす、たけしと出会ったときの印象「20歳そこそこでストリップ劇場のエレベーター……」
6月10日(月)、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之と土屋伸之がパーソナリティを務めるラジオ番組「ナイツ ザ・ラジオショー」(ニッポン放送・毎週月曜~木曜13時~15時30分)が放送。ゲスト出演したお笑いタレント・ビートきよしが、“相方”ビートたけしとの出会いを振り返った。
きよしが幕間芸人として“師匠”深見千三郎と浅草のストリップ劇場『フランス座』でコントをしていた頃、芸人を志願しエレベーターボーイとして入ってきたのが、たけしだった。 塙:たけしさんの一番最初の印象、どうだったんですか? きよし:20歳そこそこでストリップ劇場のエレベーター……「なんか変わってるやついるなあ」と。で、なんだかんだ言ってるうちに、舞台に出だしてきて、師匠と俺と相方と3人で舞台(コント)やってるうちに、師匠が「おい、2人でやってみろ」と。で、2人でやったら、師匠が「明日から俺、出ないから、お前ら2人でやれ」って言われたんで。
塙:「ツービート」っていうのは、誰がどういうふうに付けたんですか? きよし:フランス座やめて、コロムビア・トップ・ライト師匠のところへ行ったんですよ。それで「空たかし・きよし」っていう名前をつけてもらってやってたんだけど、相方が「いやあ、これからは、そんな名前じゃねえんじゃね?」とか言い出して、「じゃあ、どういう名前つけようか?」って、2人で喫茶店で3時間ぐらい、ああでもないこうでもない、なんだかんだ言ってたんだけど、「いやあ、もう名前なんてわからんよ」って言ってたら、「俺さ、ジャズ喫茶でアルバイトやったことあるんで、リズムで2ビート、4ビート、16ビートってあるんだよ」って(相方が)言ったからね、「ツービートでいいんじゃないの?」って俺、言ったの。相方のしゃべりも速いし、“2人”でやってんならツービートでいいんじゃないかと。「もう疲れたから、これでいいよ」って。売れてくれば名前なんかもう何でも良くなるんだからこれで行こうよ」って、『ツービート』にしたんですよ。
ツービートの2人の出会いと、その命名のエピソードを聞き、「これが伝説の始まりで」と、感慨深げな塙であった。