櫻坂46、駆け抜けたグループ改名3年目の集大成! ZOZOマリンスタジアム史上最高の72,000人を動員したアニバーサリーライブ
MCを終えると会場の照明が消灯し、いよいよ本格的にライブ本編に突入。ステージ上に設置された「3」をモチーフにしたオブジェが光輝く中、不穏なSEに合わせて客席は赤いペンライトに染まっていく。しばらくすると、「3」のオブジェの上にひとりのメンバーが姿を現す。さらに、「3」のオブジェの周りにもメンバーが登場し、ライブは「Dead end」で再開。オブジェ上のメンバーは逆光で顔こそわからないものの、スクリーンには森田ひかるが歌い踊る姿が映される。すると、サビに入るところで会場が暗転。アリーナ後方のサブステージに森田が瞬間移動するという驚きの演出で、観る者を圧倒させた。
その後も、ダブルセンターの森田&山﨑を筆頭にアクロバティックなダンスが展開される「摩擦係数」、センターの藤吉にメンバーが糸を絡めながらパフォーマンスする「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」、軽やかなディスコビートにBuddiesのコールが重なることで熱量を高めていく「それが愛なのね」と人気ナンバーを連発。さらに、サブステージに初々しい制服姿の三期生が登場すると、「夏の近道」「Anthem time」で会場の盛り上がりはさらに加速する。客席を瞬時に沸かせるだけの実力を身に付けた彼女たちが、もはや櫻坂46には欠かせない重要なメンバーであることは、この日のライブからもしっかり伝わったはずだ。その三期生の勢いを先輩たちは「ドローン旋回中」で引き継ぐと、手にしたタオルを頭上でくるくる回して一体感を高めていく。また、「君と僕と洗濯物」「Plastic regret」では大型フロートに乗ってアリーナ外周を移動するなど、Buddiesの近くまで出向く演出も用意された。
ライブ中盤では、三期生を交えた新たなBACKSメンバーで「確信的クロワッサン」を披露。センターの井上梨名を筆頭に、キュートな歌とダンスで会場を優しい空気で包み込むと、続く「条件反射で泣けて来る」ではBACKSメンバーでの情熱的なパフォーマンスを見せるなど、表現力の幅広さを提示してみせた。また、楽曲披露後には2024年1月15、16日に豊洲PITにて、同月22、23日にZepp DiverCity(TOKYO)にて『7th Single BACKS LIVE!!』が開催されることも発表。井上は「選抜メンバーに選ばれないとできないこともたくさんあると思います。でも、ここにいる私たちにしかできないこともあります。それがこの『BACKS LIVE!!』ではないでしょうか。それぞれいろんな思いを持って活動しているので、その思いをパフォーマンスを通して届けていきたいので、楽しみにしていただけたらうれしいです」とライブへの意気込みを口にし、さらに齋藤冬優花も「さっき観ていただいた2曲のパフォーマンスがゼロと考えて、ライブ当日までにメンバーがどれだけパワーアップできるのかを、ぜひ観に来てほしいです!」と期待を煽るコメントを寄せた。