広島・福山の小学校で毒グモ確認 校内や周辺で計9匹 被害報告なし
広島県福山市は2日、同市大門町の市立野々浜小で特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」が確認されたと発表した。いずれも雌の成体で、校内と学校周辺で計9匹。人への被害は報告されていない。 2日午前10時半ごろ、休み時間に児童がグラウンドにある遊具のタイヤ付近で3匹を見つけた。その後に市教委が調査して、さらに校内で1匹を確認。学校外の側溝でも市職員が5匹を発見したが、全て駆除した。 市内では本年度、セアカゴケグモが9回確認され、大門地区では6月に坂里公園(同市大門町)、7月に大門中(同市城興ケ丘)などで複数回見つかっている。小学校で見つかるのは初めて。 セアカゴケグモは腹部の赤い模様が特徴で雌(体長約1センチ)は毒を持つ。かまれると腫れや発熱などの症状が現れる。