<春の頂へ・健大高崎’24センバツ>選手紹介/10=おわり /群馬
◇一球への粘り意識 牧嶋陽向(ようが)内野手(1年) 小中学校時代は投手や内野手を中心に任され、一塁手の森山竜之輔(2年)も「グラブさばきがうまい。足運びも参考にしている」と一目置く。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 接戦続きだった昨秋の関東大会をベンチで経験し、「勝敗は一球で決まるんだ」と痛感した。この冬はポジション別ノックや自主練習でミスをせず、一球に粘ることを意識して取り組んだ。目標とする今宮健太内野手(ソフトバンク)に倣い、攻撃でも貢献しようと犠打やバスターを磨く。 中3の春に観戦した甲子園の土を自分が踏む。「身の引き締まる思いだが、まずは楽しみたい」 ◇投手支える対話力 小堀弘晴捕手(1年) ブルペンでも細やかに声をかけ投手を支え、青柳博文監督は「コミュニケーション能力が高く、技術もいい物を持っている」と評価する。 栃木県出身で作新学院に憧れていたが、捕手として成長しようと健大高崎に進学。同級生の佐藤龍月(りゅうが)、石垣元気両投手は「気持ちが強くて球もすごい」。安定して捕球するのに2カ月かかったが「レベルの高い野球を学べて楽しい」とほほ笑む。 この冬は箱山遥人主将(2年)とともに練習して自分への厳しさを学んだ。送球などの技術を磨き「先輩たちに負けないプレーをしたい」と意気込む。