【ラグビー】リベンジに燃える埼玉の司令塔・松田「いい状態でできている」メンバー外選手も覚悟の青染め
◇ラグビー 埼玉パナソニックワイルドナイツ公開練習(24日・さくらオーバルフォート) 【画像】取材に応じるブレイブルーパスのシャノン・フリゼル選手 5月26日(日)に行われるジャパンラグビーリーグワンプレーオフ決勝へ向けて、埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、埼玉)が練習を行いました。 今季、トライ数・得点数ともにリーグ最多、さらに失点数もリーグ最少と攻守で圧倒していた埼玉は16勝無敗でプレーオフへ進出。18日(土)に行われた準決勝は横浜キヤノンイーグルスを20-17で下し、決勝へ駒を進めていました。 昨季はリーグ戦で15勝1敗と今季同様に他チームを圧倒しながらも、決勝でクボタスピアーズ船橋・東京ベイに敗れ、涙をのんだ埼玉。リベンジへ向けて、30℃を超えて真夏日となったこの日も1時間にわたって、戦術の確認を中心とした練習を行いました。 司令塔であるスタンドオフの松田力也選手は「ファイナルの舞台でチーム全体としてどうしても気持ちが入りすぎて、ミスが生まれた」と昨季を振り返ると「『よし今年は』という思いが強くなるので、しっかりコントロールや判断をしないといけない」と今季の決勝への姿勢について冷静にコメント。 23年W杯ではキック成功率95%(19/20)を記録した松田選手。「いい状態でできている」と話し、この日の練習では全体練習終了後、武器であるキックのコンディションを確かめるように1人黙々と約10分間キックの個別練習を行いました。
昨季のリベンジへ静かに燃えている松田選手の一方で、この日の練習でひと際注目を浴びていたのは本堂杏虎(ほんどう・あとら)選手。決勝はメンバー外となったものの、この日はチームを盛り上げる一心で髪の毛をチームカラーの青に染めてグラウンドへ。ロビー・ディーンズヘッドコーチも「ナイス」と褒めたたえた覚悟の青染めは、チームの一体感を高めているようです。 メンバー内外にかかわらず、全員が昨季のリベンジに燃えている埼玉。運命の決勝は、日本代表でも主将を務めたリーチ マイケル選手率いる東芝ブレイブルーパス東京と対戦します。2季ぶりの優勝なるでしょうか。