背番号変更は根尾昂だけじゃない 中日・井上監督、「変えるのは勇気が必要だけど、一番心機一転できるものだから」複数選手のシャッフル示唆
中日・井上一樹監督(53)が2日、根尾昂投手(24)の背番号をプロ入りから今季までつけていた「7」から変更させるとの考えを示した。心機一転させるのが狙いで、新たな番号は未定としながらも「投手らしい番号をつけさせたい」と明言。また、根尾以外の選手も背番号を複数人シャッフルする構想があることも明かした。 ◆根尾、喜びの大ジャンプ【写真】 来季こそ、殻を破ってほしい。根尾の背番号変更はスター候補生に対する井上監督流の熱いメッセージだった。 「『昂、背番号変えて心機一転しようか』と提案したら、彼からも『ぜひ、お願いします』と。どの背番号かはまだだけど、変えることは事実」 2019年のドラフト1位は6年間、「7」という数字を背負った。そして、この背番号は野手から投手へ転向した後も変わらなかった。ただ、井上監督は「7番を背負ってマウンドにいるのは日本では珍しい。物珍しさがよかったのかなとも思うけど、投手らしい番号に変えてあげた方がいい」と説明。秋季キャンプ初日の1日に2人で話し合った。 先発転向2年目の今季は1軍で先発の1試合を含む計3試合の登板にとどまり、1敗。防御率9・39という成績だった。指揮官は「秋季キャンプでは困ったときに自分の助けになるものを見つけてほしい」として、最強化選手を集めた沖縄・北谷でのキャンプへ連れていくことも明かした。 きっかけを与えたい選手は根尾だけではない。「ユニホームの背番号は顔みたいなもの。車のナンバーに使うくらいこだわりがある。変えるのは勇気が必要だけど、一番心機一転できるものだから」。複数の背番号をシャッフルする計画があることも明かした。
中日スポーツ