石破首相、初の国会論戦 裏金問題と早期解散を野党が追及
さらに、“裏金問題”についても厳しく追及しました。 立憲民主党 野田代表 「裏金議員の公認問題について総理は昨日、相当程度の非公認が生じると述べられました。相当程度に非公認が生じるのではなく、大半が公認されるのではないでしょうか。公認をして、党としてお墨つきを与えるわけですよね。この公認が本当に国民の理解を得ることができるかどうか、よくお考えをいただきたい」 石破首相 「昨日、自民党総裁として公表した方針に基づき、公認に向けた手続きを進めているところであり、現時点において、公認となる方が誰かは具体的に確定はいたしておりません」 “裏金問題”を受け改正された、改正政治資金規正法については… 立憲民主党 野田代表 「政治資金規正法改正、最後は自民党公明党だけで成立いたしました。私はこのやり方はおかしいと思っています。普通の法案と違います。政治資金規正法や公職選挙法は戦う相手とのルールの確認がなければいけないんじゃないですか。私は邪道だと思っています。中身もスカスカです、ざるだらけです、ざる法です。天下のざる法です。天ざると呼んでいます」 “天下のざる法”と表現し、政治資金規正法の再改正をすべきと迫りました。 石破首相 「まず、改正政治資金規正法を徹底的に順守しますとともに、政治資金に関する独立性の担保された機関の在り方など、残された課題の検討を着実に進め、その課題についての結論を得ていくことが重要と考えております」
日本維新の会・馬場代表も衆議院の解散時期をめぐる方針転換や裏金問題について厳しく追及しました。 日本維新の会 馬場代表 「党執行部に押し切られて解散を決断したならば、『党内野党』として筋を通してきた総理も、最高権力を手にしたとたんに党利党略で持論を曲げてしまうという本性が露呈したと受け止めなければいけません。これでは先が思いやられます、これに反論できますか。このようなありさまで、自民党の裏金問題で地に落ちた国民の政治への信頼を取り戻せるとお考えでしょうか」 石破首相 「今回新内閣の発足にあたり、国民みなさまの意思を確かめる必要があると判断し、解散を行うとの判断をしました。国民のみなさまに対して勇気と真心を持って真実を語る姿勢を大切にしつつ、政治の信頼を回復し、能登半島地震、大雨からの復旧復興、緊迫する国際情勢における外交のかじ取りなど、政府として諸課題の解決に全力を尽くしてまいることで、国民のみなさま方の納得と共感を得てまいります」