気付けば「もう家にない家電の説明書」を大事に保管…開けてない封書に古い契約書、年度替わりの今こそ「紙類の整理と処分」を考えるベストタイミング!
◆放置しがちな説明書 意外と放置しがちなのが、壊れたりして「もう家にはない家電の取り扱い説明書」。これも明らかに不要な情報のはず。出てきた瞬間に、処分確定です。 そもそもですが「説明書」というと、皆さんは大事に取っていたつもりでも、必要になったら「どこにやったっけ?」と分からなくなった、なんてことはありませんか? かつては私も、必要な時に見つからなくてイライラすることがたびたびありました。なので、紙類を減らし、必要な時は説明書のデータを販売会社のサイトからダウンロードするようにしています。 ただし、そこで考えたいのは「データ化までして本当にとっておきたいか」ということです。 特に自らデータ化する場合は「ハードルが高い」と感じる方も多いはず。そうしたハードルを越えてまで、手元にとっておきたいモノか…と考えてみたら、意外とそうでもなさそうという方も多いのでは。 片づけ教室受講生の中に、「説明書の類は全てデータ化している」という方がいらっしゃいました。でも、よくよく聞けば「紙の説明書も保管しているので、結局、二重に持っている」との声も。これでは、データ上で書類をため込んでいるだけ。やたらと「とりあえずデータ化」を推進するのも考えものです。 結局、データ化をするにしても、基本は紙の考え方と同じだと思います。何も考えずに右から左にデータ化するのでなく、「本当に必要か」をしっかり考慮してから、保管するようにしましょう。
◆クリアホルダーで分類 さて、そのような過程のあとに残った紙類。 私の場合、クリアホルダーに入れ、インデックスをつけたうえで保管しています。またそのホルダーは「よく見る紙」「たまに見る紙」「ほとんど見ない紙」の3種類に分類。 「よく見る紙」を入れたホルダーは、仕事に使うデスクに置いているファイルボックスへ。私の場合、さほど目立たず、それでいて使いたいものがすぐ取り出せるようにしたボックスを2つ使っています。「たまに見る紙」を入れたファイルボックスはリビングの棚に。「ほとんど見ない紙」は押し入れの中へ入れています。 以上、年度末の今こそ整理したい紙類の整理法を紹介いたしました。繰り返しになりますが、捨てるかどうか迷うような紙は後回し。「明らかに不要な紙」を選定し、優先的に処分してしまいましょう。 年度初めにたくさん紙類が届いても慌てずに済むよう、家をすっきりさせてハッピーな4月をお迎え下さい。
阿部静子
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