パーセーブ率は驚異の91%! 山下美夢有の最新セッティング。新エースパターにピン PLDミルド オスロを採用
今年、JLPGAツアーで秋口まで優勝なしの2位が7回、夏のパリオリンピックでは4位ととメダルに手が届かず、悔しいプレーが続いていたが、新パターに替えてまもなく10月の富士通レディースで、今季初勝利。山下美夢有の最新セッティング。 山下美夢有の最新セッティングとアイアンショット連続写真はこちら
優勝した試合で使用したパターは、ピンのPLDミルド オスロ3 ガンメタル。ピンゴルフの担当者に確認すると、9月のソニー日本女子プロの時に、本人から「パターを見せてもらえますか」と声を掛けられたのがきっかけとのこと。
山下に合いそうなモデルをチョイスした中で、操作性が高く、削り出しで繊細なタッチも併せ持つこのパターをテストした結果、「見た目、サイズ感、打感、据わりの良さも気に入りました」と投入に至った。 その翌月、富士通レディースでは最終18番で首位の古江彩佳に1打差のリードを許す展開で、絶体絶命の12メートルのパーパットを見事ねじ込んでプレーオフに持ち込み、古江との一騎打ちを制して今季初勝利。山下のエースパターとなった。
ドライバーは2年前から変わらず、スリクソンZX5 MKⅡの市販にはない8.5度のプロトヘッドを使い、シャフトはスピーダーNXグリーンの5SR。 10月にスリクソンから新しいドライバーのZXiが発表されたが、現在山下はテストをしている段階。ZXiのドライバーには4モデルあるが、スリクソンの担当者いわく、「球のつかまり具合や打ち出し角とスピン量の調整、シャフトのテストなどをTRとLSに絞って試しています。今のところLSにやや分がありそう」とのこと。今季終盤の投入があるのか、来季の開幕戦からになるか、その点も興味深い。 3W、5W、4U、5Uも、今はスリクソンZX MkⅡを継続使用中。UTの2本はスピン量を増やしたい意向のもと、ベンタスブルーHBを挿している。
アイアンは6I~PW。スリクソンZX5 MkⅡでシャフトはダイナミックゴールド85のR300。このアイアンの特徴の山形ソールの抜け具合いをとても気に入っていて、全幅の信頼を寄せるクラブのひとつ。