タモリ〝芸人〟目指したきっかけ告白「その噂を聞き付けたのが、赤塚不二夫だったの」
お笑いタレントのタモリが3日放送のNHK「タモリと鶴瓶の新春!初しゃべり会」に出演。芸人を目指したきっかけについて語った。 【貴重写真】若き日のタモリと恩人の漫画家・赤塚不二夫さん ゲストの内村光良から、芸人を目指したきっかけについて聞かれたタモリは「俺はこの世界にサイドステップ踏みながら、横からズラっと入ってきた」とニヤリ。 内村から「やろうという強い意志がなかったということなんですか?」と聞かれると「やることがなかったんだよね。30までは何やってもいいだろうと思って、流されるがままにいろんなことやってたのよ」と明かした。 タモリは若い頃、保険の営業やボーリング場の支配人などをやっていたが、30歳で全部辞めたそうで「『俺には何ができるだろうか』とずっと考えて、そしたら『お笑いぐらいしかできないのかなあ』と思って、この世界に入って来て。福岡から東京に来て、相談した友達が『お前、絶対やれるから、やれ』つって。やれって言ったって、どうしていいかわからない。『じゃあ飲もう』って飲んでた」と回想した。 その友人は飲み屋で「こいつ面白いんだよ」と吹聴したといい「『あれやってくれ』『これやってくれ』ってなって店で盛り上がって、毎晩その店に行くようになって、そのうわさを聞き付けたのが赤塚不二夫だったの。それで見に来て『お前は絶対やれ』って言うんで」と運命の出会いを振り返った。 共演の笑福亭鶴瓶が「ええ人と出会ったんやね、赤塚さんとか」と言うと、タモリは「恵まれてんだよ。俺の人生は誰かが書いたんじゃないかと思うくらい」としみじみ語っていた。
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