ウソだろ…コース上に“巨大な岩”が 「さすが、悪路ポリスだな」世界最速ラリー、カメラが捉えた衝撃アクシデントの瞬間
【WRC】第10戦 アクロポリス・ラリー・ギリシャ(9月6日/デイ1) 長い歴史を誇るラリー・ギリシャ。複数のドライバーがアクシデントに見舞われるなど、昔から「過酷なラリー」として知られるアクロポリスだが、初っ端から“らしさ”を早くも証明したワンシーンが反響を呼んだ。 【映像】着地で「ドカン!」衝撃アクシデントの瞬間 舞台は首都アテネにほど近い、ギリシャ中央部の都市「ラミア」。全部で13のステージは、路面に岩や石が多く、かなり荒れたグラベル(未舗装路)になっていて、最終的にマシンを壊さなかったドライバーが好成績を残してきた。 初日のデイ1は、3本のステージを2回ずつ走る計6ステージで争われる。前戦ラリー・フィンランド終了時点で、ドライバー選手権5位と好成績を残しているフォードチーム(Mスポーツ・フォードWRT)のエース、アドリアン・フルモーは、ここでも上位陣をかき回そうと奮闘する。 しかし、SS(スペシャル・ステージ)4を走行中、車内映像を見ていると、突然マシンの右側が高く浮き、激しく着地。ペースノートに記されていなかった大きめの岩に激突してしまったようで、解説のピエール北川氏によると、この着地の瞬間にサスペンションを壊してしまったのではないかという。 フルモーはマシンを左側の路肩に止めると、なんとか自力で修復しようと、その場で車外に降りてマシンに手を加えた。映像を観るとなんとも健気に努力する様子が映っているが、故障箇所はどうにもならず、そこでデイリタイアとなってしまった。 サスを直そうと力を入れているフルモーの姿を観た視聴者からは、「すげぇ叫んでる…」、「顔真っ赤」、「さすが、悪路ポリスやな」、「rally1の車は頑丈ってわけではないのね」などと、感心と心配の声が集まった。 この日だけでラリー1カテゴリーの9台中6台のマシンがトラブルに巻き込まれたアクロポリス・ラリー・ギリシャ。最終的に9台中8台がアクシデントに見舞われる大荒れの大会となったが、その過酷さを象徴するひと幕だった。 (ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)
ABEMA TIMES編集部