日比美思、デビュー15周年を記念した初の写真集は色鮮やか「等身大な私を撮ってくださりました」
女優の日比美思(みこと)が30日に自身初の写真集「朝食ってビュッフェですか」を発売する。このほどスポーツ報知などの取材に応じ、念願の一冊を発売する喜びや見どころの他、15周年を迎えた芸能生活についても語った。 着用していた白の衣装がよく似合う透明感を放ちながら席に着く。凜とした顔つきから時折見せるはにかんだ表情は、周囲に温かみを感じさせた。 デビュー15周年の節目に実現した念願の写真集。「ずっと出したいと思ってて、『ようやく!』って感じです」。頬を緩めながら「こんなにページがある自分だけの本というのが初めてだったので新鮮でした」と喜びをかみ締めた。 撮影前、自然体な表情を残すために「準備しておくのでいつでも撮ってください」とカメラマンに依頼。緑豊かな森林やレトロな銭湯を背景に「爽やかな写真から湿り気を感じるような写真まで、すごく色鮮やになったなと。等身大な私を撮ってくださりました」と大満足な一冊に仕上がった。 ロケは鹿児島で行われ、印象に残った思い出について「コンビニで売っているアイスの『白くま』が鹿児島発祥みたいで。本店に伺って食べたアイスが見た目もかわいくておいしかったです」と回想。残暑が厳しい9月での撮影だったが、アイスで体を冷やしながら乗り切った。 早くも第2弾に向けても前のめりで「撮りながらまた写真集出したいなって思ってました」とニヤリ。声色を上げながら「今回は暖かいところに行ったので、次は寒いところとか。海外に行くのも良いなって思います」と妄想を膨らませた。 タイトルは宿泊先のホテルの朝食にビュッフェがないにも関わらず、あると勘違いしたスタッフを「朝食ってビュッフェありましたっけ?」といじるノリができたことが由来。それだけでなく、「色んな日比美思が載っていると思うので、ビュッフェから選ぶような気持ちでお気に入りの一枚を選んでいただけたら」とうまく重ね合わせて見せた。 芸能生活はダンス&ボーカルユニット「Dream5」のメンバーとしてスタート。2014年には「ようかい体操第一」で脚光を浴び、NHK紅白歌合戦にも出場した。16年のグループ解散後からは本格的に演技の道に挑戦。地道にキャリアを重ね、今年に入ると紀伊國屋ホールで行われたつかこうへい作品の舞台「蒲田行進曲」でヒロイン・小夏を務めるなど活躍の場を広げてきた。 これまでの活動を振り返り「15年という長い時間活動できたことに感謝の気持ちでいっぱい」としみじみ。「日々悔しいこともあるし、自分のふがいなさ、至らなさに負けそうになる」と赤裸々に話すが、「自分の弱さを知りながら強くなっていけたら良いなって思います」と前を向いた。 さらなる飛躍に向けて「26歳になったので恋愛ものも出たいですし、これまで経験してきた医療とか専門用語を扱うような役も楽しかったので、またやってみたいですね」と目を輝かせる。「とにかく、たくさんの作品に出会えたら」。より大きな女優になるため、一つひとつ歩みを進めていく。
報知新聞社