宣言解除受け、大阪・吉村知事が会見(全文5完)早く決めてと文科省に言っている
USJと海遊館の名前を出した理由は?
Lmaga.jp:エルマガジンの岡田です。3点質問させていただきます。最初、冒頭でUSJと海遊館が解除されるっていうふうにおっしゃってたんですけれども、わざわざUSJと海遊館っておっしゃった理由などがもしあれば。また、海遊館やUSJのほうから再開のめどが立ってるような情報があるのであれば教えてください。 吉村:非常に大阪のシンボルとして分かりやすいところでUSJと海遊館というのを挙げたというところです。ですので何か他意があるわけではありません。皆さんがぱっと思い付くところって、遊園地、テーマパーク、どこかなというところで挙げただけで、もちろん万博もありますし、さまざまあるところ、そこも含めた仕組み、そういう意味で言ってます。 ただ、僕が報告を受けてる限りでは、USJとはいろいろ話はしてるというふうに聞いてます。さっきのコロナ追跡システムでも、どういうふうにすれば非常に有効かなとか、そんな意見も聞いてると聞いてますし、部局レベルではUSJとは話はしてると聞いてます。ちょっと詳細、僕まで上がってきてないですけど、話はしてるというのは、認識はしてます。いつぐらいに再開かというところは、そこまではちょっと聞いてないです。 ただ、大阪府として自粛の解除をしない限りは、これは絶対再開はあり得ないので、そういった意味ではもう23日0時で解除をし、あとはもうUSJが自社の考え方というか、企業ポリシーもあると思うので、自分たちの対策を取って再開する。そう遠くない日に再開されるんじゃないかと思ってます。 Lmaga.jp:すいません、あと2点目なんですけど。 司会:まとめてご質問をお願いします。
府の職員への言葉があれば
Lmaga.jp:今日解除になったんですけれども、前例のない中でのいろいろな方針を決めなくてはいけない中で、府の職員の方たちもすごく難しい判断をしなくてはいけなかったと思うんですけれども、その評価だったりとか、府の職員の方たちに対する何か言葉とかあればお願いします。 吉村:横に座ってくれていますけど、健康医療部の藤井部長は本当にものすごく忙しい中で実務、組織をまとめて陣頭指揮を執ってくれたというふうに思っていまして、感謝してます。それから危機管理監の橋本監も、健康・医療以外のところで全体の総括指揮を執ってくれてます。それぞれ部長として、実行の最終責任者として大きな組織を束ねて動かしてくれてる。たぶん僕だけではこれ、当然動くことはできないので、やはり組織を動かすという意味では両部長、それから、それぞれ関係部長もいますけども、それから職員ですよね、非常にこの危機事態でよく頑張っていただいたというふうに本当に感謝をしてます。 この日を迎えて次のステージに動くことができるのも、やはりこれは職員がいてくれたからだと思ってます。みんなにとって初めてのことだったので、いろんなものを、暗闇の中で答えがない中、僕は政治家なので方向性を示すっていうのを常に意識しながら、デスクワークというよりは方向性を示すと、道しるべを示すというのが政治家の役割だと思ってやってきました。答えがない中で方向性を示すのが政治家の役割だと思って、そこには勇気を伴うんですけれども、勇気を持って判断しようというのでやってきました。 でも、それ、判断するとどうしても、新しいことですから、組織として動かすのは言うだけじゃ駄目なので、言うだけで終わるとコメンテーターになっちゃうので、それを、組織を動かすっていうのはやっぱり実務の、両部長を含めて組織が、やっぱりそこで組織的に動いてきたということが一番大きなことなんじゃないかなと思います。 振り返ってみていろいろ批判とかも受けることもこれから出てくるし、いろいろあるかもしれませんが、1つ言えることは、初めてのウイルスが来て、そして初めてだらけのことで新たなものをつくりながら実行していく。それは国に言われたことだけをやるんじゃなくて、やはり大阪府民のこととか府民の命とか生活のことを考えて、誰か任せにするんじゃなくて自分たちでなんとかそれを守っていこうよっていう意識で、そこをみんなが共有できたということが一番大きいんじゃないかなと思っています。 司会:それではこれで終了させていただきます。ありがとうございました。 (完)【書き起こし】宣言解除受け、大阪・吉村知事が会見