宣言解除受け、大阪・吉村知事が会見(全文5完)早く決めてと文科省に言っている
夏休み8割方つぶさないと難しい
本来、やっぱりできるだけ早い段階で、もう大阪でも、これ6月15日からフルで開始します。で、計算していったら、夏休みは8割方たぶんつぶさないとこれは難しいです、3月末までにやるとすると。それから7時間授業も、これは一定やらなきゃ難しい。土曜日授業もやらなきゃ難しい。冬にはひょっとしたらこの波が来るかも分からない。来たらもっと難しくなる。波が来ない前提でさっきぐらいの時間を確保しなきゃいけないっていうのが、僕らが計算したシミュレーションです。 ですので、そう考えたときに、来年の9月までっていう時間があれば、きっちり、そういった無理やりに詰め込む必要もないし、いろんな文化祭とか体育祭とか修学旅行とか、いろんな今、高校野球なんかもいろいろ問題になって、問題というかやめるってなりましたけど、あんないろんな、一生懸命やってきたことの、まさにそれを発揮する成果の場所であったり、そういったことも僕はつくっていけるんじゃないかと思ってるし、つくるべきだと思ってます。 でもこれを決めるのは文科省なので、9月入学はお願いしてますが、できるだけ、じゃあいつ、3月末やったら末で、もうはよ決めてくれと。僕は9月末、9月論者です。ただ、早く決めてくださいっていうのは今、文科省に言ってます。文科省においていろんな案が出てきてますが、6月上旬ぐらいまでにはやっぱり最後の方向性どうするのっていうのは責任を持って決めてもらいたいと思います。それが決まればそれに合わせて現場としては動いていきます。今は3月末に今までどおりやることを想定して今進めていってます。
現役生が不利にならないか
粟野:ちょっとあまり、これ議論が出てないような気がするんだけど、浪人生、受験生に関して言いますと、浪人生と現役ということで言うと、浪人生というのはちゃんともうカリキュラムを終えているわけですよね。それを終え切れないうちに現役生だと、現役生がかなり不利になるんじゃないかというようなことも考えなくはないんですけど、その辺りはどんなふうに思いますか。 吉村:浪人生との関係、浪人生は1年浪人してるから勉強時間はそもそも長いとは思うんですけど、受験生の中だけで見ても、やっぱり来年の3月までに終えるっていうんだけど、それが本当にどこまでできるのか、詰め込まなきゃいけないのか。コロナは別にワクチンとか治療薬ができない限りはゼロにはなってないので、普段でもインフルエンザにおびえながら受験生は最後、受験を迎えるのに、今度はコロナとインフルエンザ、同時におびえながら受験を迎えるというのが本当に果たしていいのかなというのはずっと思ってます。 受験生の中でも、そういったオンライン授業が整ってるところと整ってないところの差というのも、これはあるでしょうし、地域によって見ても、例えば大阪では6月から開始しますけど、東京ってまだ緊急事態宣言で休校中ですから、ひょっとしたら、もっと6月からどんどん延びてきたら、じゃあ東京の受験生ってものすごい不利になると思うんです、全体で見ると。そういう意味では、文科省には、そういう今の状況は、ぜひ受験生とか児童・生徒の立場に立って考えてもらいたいと思ってるし、できるだけやっぱり早く結論を出してもらいたいと思ってます。 司会:すいません、最後、お1人。