歌手の島津悦子さんが手記 復興支援への思いつづる
金沢市在住の演歌歌手島津悦子さん(62)は、能登半島地震で自身も被災した。経験したことのない大きな揺れに「もう駄目かもしれない」と恐怖を覚えたという。地震発生当時の心境などについて5日、共同通信に手記を寄せ、被災地支援への思いをつづった。 震度7を観測した石川県志賀町の観光大使を長年務め、現在は県観光大使でもある島津さん。家族は無事だったが「(県内の)皆さまに大変お世話になったので、心配で居ても立ってもいられない思いでした。被害状況は全く分からず、余震も続いて眠れぬ長い夜を過ごしました」と明かす。 時間の経過とともに各地の被害の大きさを知り、がくぜんとした。「お亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈りするとともに、被災された全ての方に心よりお見舞い申し上げます」 演歌歌手として今、何ができるのかを模索している。新曲「慈雨」は、富山、石川、福井の北陸3県を一人旅する女性が描かれている。