【たるみ解消】「顔の脂肪ケア」老け顔にならない対策法を医師が解説!
顔の脂肪は、たくさんあるとぽっちゃり見えたりするし、ないとやせこけた印象になってしまう、なかなか難易度の高い問題。今はもちろん、どう向き合っていけば将来的に老け顔を回避できるのか、タイプや対策など顔の脂肪にまつわるアレコレを深掘り! 〈画像〉気になる顔のたるみにアプローチする「おすすめのほぐし方」を解説
教えてくれたのは……
藤井香綸先生 ノエル銀座クリニック副院長
たるみ・老け顔防止! 【顔脂肪】との正しい付き合い方
たるみや老け顔を引き起こさないために、顔の脂肪とどううまく付き合っていくべきか。意識するべきポイントを解説していきます!
極端な体重の増減を防ぐ/健康的なBMIにする
藤井香綸先生 脂肪細胞は、ある程度成長したら数量が固定され、そこから先は機械などであえて壊したりしない限りは、細胞そのものが増えたり減ったりすることはありません。しかし、太ると脂肪細胞の一つひとつが大きくなります。さらに脂肪細胞には、スペースがあるとそれに合わせてアジャスト(調整)しようと膨張する性質が。太ったり痩せたりするとそれに合わせて皮膚も伸び縮みするので、太って皮膚が伸びると脂肪細胞が皮膚との隙間を埋めようとして膨らんでしまいます。急激な体重の増減などは避けて、変わらない体型を維持することが大切。 つまりは、太るのはよくない! 健康的なBMIをキープすることが必要不可欠!ってこと。BMIは肥満度をはかる指標の一つで、[体重(kg)]÷[身長(m)2]で出される数値。22.0が標準、25.0以上が肥満と定義づけられているけれど……。 藤井香綸先生 根本的なところでいうと、全身の脂肪を減らせば、顔の脂肪も必ず減ります。長い目で見ても、BMI 18~20以下くらいをキープしていれば、脂肪がどかっと落ちてくるような顕著なたるみが出る可能性は低い。ただ、やせるときに顔まわりからやせていくのか、顔まわりだけなかなかやせないのかということは、体質によります。 ※こちらは指針の1つであり、過剰なダイエットを推奨するものではありません。
デバイス治療をちまちま取り入れる
・高周波治療:サーマクール、サーマジェン、モフィウス、フォーマやミニFX(インモード)など ・超音波治療(ハイフ):ウルセラ、ダブロゴールド、ウルトラフォーマー3(シュリンク)など 藤井香綸先生 自然に脂肪を減らしたいのなら、クリニックの治療も有効です。たとえば、ハイフのように超音波を一点に集めて引き締める施術でも脂肪のボリューム感は多少ダウンしますし、高周波のミニFXでは脂肪細胞を減らすことができる。アラサーぐらいであれば、しっかりとした高周波治療を年に1回、ハイフを年に1~2回ぐらいのペースで受ければ十分だと思います。 さらに、藤井先生によると肌のハリ感も脂肪に影響を与えるとのこと! 藤井香綸先生 前述の通り、脂肪細胞は隙間に応じて膨らむので、皮膚がたるんで余剰スペースがあると、どんどん膨張していきます。逆に、肌がパーンとしていれば、脂肪細胞もふとん圧縮袋のようにギュッと納まってくれるので、日常的にもハリケアを意識することはとても大事。あとは、脂肪にアプローチするという点では難しいですが、ホームケアでLEDや高周波の美容機器を取り入れるのも◎。肌を“分厚く”して隙間を作らないようにすることができます。
藤井先生のセルフケア『NEWAリフトプラス』
Beautelligence NEWAリフト プラス ¥75680 藤井香綸先生 LEDや高周波は、コラーゲンを生み出す線維芽細胞を刺激してくれるので、ハリ感もアップ。週2ペースでおうちケアに取り入れています。 肌を引き締めるRF(サブマイクロ波)トリートメントが手軽に叶う、コードレスタイプのホーム用美顔器。ほうれい線まわり、フェイスライン、あご下の3エリアを集中ケアしてキュッと小顔に! 写真協力/shutterstock 取材・文/橋場鈴里 Edited by 西村 美名子
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