アメリカ ナショナルパークへの旅【オリンピック国立公園】壮大な自然が作り出す1枚の絵のような美しい景色
Point 1/公園で出合える森の王者とマスコットキャラ!
海あり、森あり、亜高山帯ありと、オリンピック国立公園の自然は多様性に満ちている。当然、そこに生きる動植物の種類も多い。動物15種、植物8種はこのパークにしかいない固有種だ。森に棲むルーズベルトヘラジカ(エルク)は、シカの仲間でも最大級。成長したオスは500kgを超える。
また、亜高山帯で見られるマーモットは日向ぼっこをする姿が愛らしい。
Point 2/トレイルの終点は3股の雄大な滝!
ホーの森と並ぶ人気の観光スポットがソルダックだ。鬱蒼とした温帯雨林のハイキングトレイルが難易度に応じていくつも延びている。なかでもシンボル的存在なのが、ソルダック滝。流量豊かな川が3つに分かれて流れ落ちる様子は迫力満点。トレイルから間近に体感できる。ハイキングを終えたらソルダック温泉で疲れを癒そう。温度別に整えられたプールがきれいに管理されている近代的施設だ。子供から年配者までゆっくりと楽しむことができる。
Point 3/アート作品のようないびつな“離れ岩”!
パシフィック・コースタル・ハイクの北部、フラッタリー岬とオゼットの中間のシシ・ビーチにポイント・オブ・アーチと呼ばれる景勝地がある。干潮時に現れる風と潮で削られた岩の連なりは、ひたすら続く砂浜のインパクトとなっている。シャッターチャンスは夕景。日没と潮時を確認して訪れたい。
Point 4/高さ178フィートの世界最大級の標本
降水量が多い気候は針葉樹の規格外の成長も促す。クイノールト湖には世界最大のウエスタンレッドシダー(スギ)の樹がある。スギは通常、高さ35m、太さ2.4mほどだが、この個体は高さ55m、直径7m、樹齢は推定2000年だ。また、近くには世界最大のトウヒもあり、こちらは高さ47.8m、直径14.5m。
Point 5/氷河が作った湖でカヤックを楽しむ!
パーク南西部のクイノールト湖は、森に囲まれる静かな湖。早朝には濃い霧が出て、幻想的な景観を演出する。早朝にそっとカヤックを漕ぎ出せば、特別な経験となるだろう。宿泊は湖畔にあるキャンプ場のほか、クラシックなレイク・クイノールト・ロッジもおすすめ。ホテルから気持ちのいいトレイルにアクセスできる。