頑張らないから続く!?ダイエットの概念が変わる『痩せるより大切なことに気づいたら、人生で一番楽に17kgのダイエットに成功しました』
一つの食材を食べ続けたり、無理な食事制限や運動を取り入れたりするダイエットは、短期間で効果を実感できても、すぐにリバウンドしてしまうことも…。そんなふうに痩せて、太って、を繰り返している人も少なくないですよね。 【漫画を読む】『痩せるより大切なことに気づいたら、人生で一番楽に17kgのダイエットに成功しました』を最初から読む 『痩せるより大切なことに気づいたら、人生で一番楽に17kgのダイエットに成功しました』の著者・なぎまゆさんもその一人。自らの持病の悪化、そして友人が糖尿病を患ったことを機に、久しぶりのダイエットに臨みます。今回こそはリバウンドをしないよう、「最後の」ダイエットになることを目指してなぎまゆさんがとった行動とは…? ■絶対に無理をしないダイエットに辿り着くまで 人生のピーク体重でありながらも、特に困ることもなく、「ダイエットを頑張る理由がないんだよな…」と現実逃避していたなぎまゆさん。そんな矢先、友人から糖尿病を発症したという衝撃の報告が…!自らの持病が悪化していたこともあり、ため息をつきながらもダイエットをする決意を固めました。 「そもそもなんで毎回リバウンドしてるんだろ?」 もう同じ失敗を繰り返さないよう、過去のダイエットを振り返ります。そこで目の当たりにしたのは、痩せてきれいになっていっているはずなのに、全然幸せそうじゃない過去の自分の姿でした。 今欲しいのは、心身ともに健康な身体!ということで、食事も運動も「絶対に我慢しない」「絶対に無理をしない」ことを前提にダイエットに取り組むなぎまゆさん。過去の自分と向き合いながら、17kgのダイエットに成功するまでの気になる過程が描かれています。 ■食事面も運動面も、自分にぴったりの方法を模索 ――「絶対に我慢しない」かつ「体重が落ちる」という、夢のような食事メニューを模索して実践されていましたね。食事面で最も大変だったこと、苦労されたことはなんですか? なぎまゆさん:最初の1~2ヶ月は、食事の量を減らすかわりに回数を増やしてみたり、アプリに海苔一枚まで細かく食事を登録してみたり、値段が高いけどたんぱく質の多いダイエット食品などを試してみたり…色々とトライアンドエラーを繰り返していたので、ルーチーンにできる最適な食事方法を見つけるまでは苦労したかもしれません。でもその試行錯誤から学べることもあったし、無駄ではなかったと思います。 ――そういった試行錯誤の末にたどり着いた食事方法とは? なぎまゆさん:色々試したおかげで、納得のうえで「3食+食後の甘い物は主に果物か和菓子」「脂質+糖質の食事の回数を減らす」「たまの外食や特別な時は洋菓子なども含め好きな物を食べる」という形に落ち着くことができました。 ――また運動に関しては、股関節の痛みを抱えていることもあり「継続」を優先されていたなぎまゆさん。運動面で、最も大変だったことはなんですか? なぎまゆさん:持病の変形性股関節症のため、股関節の痛みでスクワットなど下半身の大きな筋肉を使う運動がほとんどできないことが残念でした。エアロバイクやフラフープのように、痛みがなくて効率的かつ継続可能な運動が見つかるまで、いろいろと模索するのが大変だったかなと思います。 ■やめられないと思っていたお菓子の間食を克服 ――我慢をしないダイエット…とはいえ、「疲れた」「前の食事に戻したい」と思うことや、「ドカ喰いしたい」などの衝動はなかったのでしょうか? なぎまゆさん:ダイエット中の食事は無理や我慢をなるべくしないよう心がけていたこともあって、思ったほどそういった衝動はなかったです。たまにあったとしても、「その後ちゃんとした食事をしていれば数日で自然に体重は戻る」「ドカ食いは連続して行わなければ大丈夫」と分かってからは、たまのドカ食いも以前よりは怖くなくなりました。むしろ早く痩せるからという理由で「今日は控えめに」という日を作ってしまう方が後の反動がすごいので、多少食欲を抑えられそうだと思った日でも、ルーチーンの食事はきちんと摂るように心がけるようにしていました。 ――自分と向き合いながら、ご自身に合ったダイエットを実践される中で、これだけはやめてよかった、今なら絶対にしない、というようなダイエット前の習慣・ライフスタイルなどはありますか? なぎまゆさん:お菓子のちょこちょこ食いです!私はこれで太ったと言っても過言ではないので…。ダイエット前にアプリで記録してみたら、お菓子のちょこちょこ食いだけで、トータル1食分くらい余計にカロリーを摂取してしまっていたんです。しかもちょこちょこ食いしていた食べ物の内訳が、ほぼ脂質と糖質…。太らないわけがありません。 ――1食分!それは恐ろしいですね。では、やめられなかったお菓子のちょこちょこ食いは、どのように対策したのですか? なぎまゆさん:今はどうしても間食が食べたい時はお菓子ではなく、納豆や卵、ツナやプロテインなどにしています。栄養が足りていること、血糖値が上下しないことで、あんなに絶対に我慢できないと思っていたお菓子の間食を、今ではほとんど摂らなくなりました。 ――自分に合ったダイエットの方法を探すために、大切なことはなんだと思いますか? なぎまゆさん:食事でも運動でも、何かしようとする時に「一生無理なく続けられるかどうか」を常に自分に問いかけることだと思います。 * * * ダイエットは一時のことではなく、目標体重に達した後も維持していくための努力が必要となります。そのため、今回は「頑張らない!」「無理をしない!」を徹底していたというなぎまゆさん。このように、本作には無理や我慢をしないダイエットを見つけるためのコツがギュッと詰まっています。 取材・文=松田支信
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