楽天 阪神から戦力外の加治屋が入団会見「野球ができる環境を与えて下さったことに感謝」通告直後は「家族に不安を」
楽天・加治屋蓮投手が19日、楽天モバイルパークで入団会見に臨んだ。年俸は1600万円。背番号についてはまだ決まっていない。(金額は推定) 阪神から戦力外を受け「来シーズンどうなるか、自分自身もそうだし家族に不安を与えてしまったのは間違いない」とさまざまな思いがあった中で、楽天から声がかかった。「すごくうれしかった。野球ができる環境を与えてくださったことに感謝しています」と語った。 ソフトバンク、阪神でリーグ優勝、日本一と経験豊富な右腕。具体的な数字目標については「最低でも40~50試合」と掲げ「プロ野球人生を中継ぎとしてやってきたので、そこは変わらないと思う。試合の勝敗を左右するようなしびれる場面で投げられるようになる。そういう信頼を得ることが一番」と話した。新天地で目指すは、自身3球団目での頂点のみ。「リーグ優勝、日本一になるチームの一員として頑張っていきたい」と力を込めた。 また入団会見後、報道陣の取材に応じた石井一久SDは「躍動できる場所があれば、まだ力はある投手。いろんなプランを監督が持てるようになるんじゃないかな」と期待を込めた。 加治屋はJR九州から13年のドラフト1位でソフトバンクに入団。18年にはシーズン72試合に登板するなど活躍。ただ、ケガの影響もあり20年に戦力外通告を受け、阪神に移籍した。移籍後はブルペンを支えたが、今季は13試合の登板にとどまり、2勝1ホールド、防御率4・50。自身2度目の戦力外通告を受けていた。