【巨人】西舘勇陽が2年目の飛躍に気合「投球フォームを固める」
巨人の西舘勇陽投手(22)が9日、ジャイアンツ球場で自主練習を行った。キャッチボールやブルペンでの投球練習に励んだ。 ルーキーイヤーとなった昨季、西舘は28試合に登板し、防御率3・82、1勝3敗、20ホールドをマーク。昨年7月からは先発にも挑戦しローテ入りを目指して努力を重ねた。 先発の期待がかかる右腕が現在、最優先に取り組んでいるのは「投球フォームを固めること」。練習中、自らのフォーム映像をじっくりと時間をかけて確認していた。「阿部監督だったり久保さん(巡回投手コーチ)から教わってることが多いので、去年の後半からファームで教えてもらったことを自分でかみ砕いてやってます」と明かした。 西舘は昨年11月4日からプエルトリコ・ウインターリーグでの約7週間にも及ぶ〝武者修行〟に励んだ。体調不良により試合出場数は少なかったものの、5試合(先発は1試合)に登板し、0勝1敗、防御率は4・97だった。改めて異国の地での修行の成果を聞くと「日本はどっちかっていうと変化球、決め球、フォークが多いんですけど、あっちはスライダーが主なので、そこを聞いたりしました。今はキャッチボールや立ち投げの時に、教わったことを試しながらでやっています」と早くも得た知識を自分のものにするべくまい進していた。 8日には、新人選手がジャイアンツ寮に入寮。先輩デビューを飾った右腕は「1年は早いなっていうのもありますし、去年はすごい緊張していた」と回顧すると、「自分はまだ寮で寮生として残ってるんで、少しずつ話していければいいかなと思います」と笑顔を浮かべた。 プロ2年目の背番号17が開幕前までにどのような成長ぶりを見せられるか注目だ。
東スポWEB