泉谷駿介がナイキイベントに登場、今夏のパリ五輪へ「メダルは取りたい」 「自分の実力を出し切りたい」/陸上
陸上の男子110メートル障害で、今夏のパリ五輪代表の泉谷駿介(24)=住友電工=が20日、東京都内でナイキのイベントに参加した。パリ五輪に向け、「メダルは取りたいけど、メダルばかりに目がいかずに、自分の実力を出し切りたい」と意気込んだ。 この日は、鮮やかな蛍光色の「ペガサス41〝ボルトカラー〟」を履いて登場。同シリーズのシューズは、神奈川・武相高時代に初めて履いたそうで、「クッション性があって安心して履ける」と太鼓判を押した。現在も、普段の練習から履いており、特にトレーニングとして1歩1歩踏み込んで跳ぶバウンディングを行うときは、必ず同シューズに履き替えるそう。「反発ももらいやすいし、厚さもちょうどいい」と絶賛した。 また、〝世界一のインターバル〟と評される、ハードル間の刻みが強みの泉谷。その後押しとなるのが、厚底のスパイク「MAX FLY2」。世界のトップ選手に比べ、一回り体の小さい泉谷にとって、厚底のシューズは「少し身長が盛れる。その分インターバルが狭くなって、より刻まないといけないとか、早い動きは求められる」と話し、「(シューズが)良くなった部分を自分がうまく使いこなせるようにしていきたい」と語った。 泉谷は、昨夏の世界選手権(ブダペスト)で5位に入賞。今オフは、ウエートトレーニングを増やすなど、世界と戦う準備を整えてきた。その中で、今年4月のダイヤモンドリーグでパリ五輪の参加標準記録を突破し、2大会連続の五輪代表に決定。27日に開幕する日本選手権(新潟市)には出場せず、本番に向けて調整していく。0秒03差で決勝に進めなかった、2021年東京五輪のリベンジを花の都で果たす。