減便続く路線バス 高齢化と2024年問題で運転手が足りない そんなバス業界で活躍する若手20代バス運転手の2人に密着
◆バス運転手不足 2024年問題以外にも理由が…◆ 今、課題となっているバス運転手不足には、2024年問題以外に高齢化が進んでいることも背景にあります。 広島県内の路線バス運転手の年齢層の割合をみると、過半数が50歳以上であることがわかります。取材した大前さんや竹本さんのように、30歳以下の運転手は約3%しかいません。 バス運転手の高齢化が進んでいる理由について、呉高専の神田教授に話をうかがったところ、これまで新卒採用が主流ではなかったことが挙げられるということです。これまで高校を卒業して入社しても、バスを運転する免許をとるのに数年かかっていたため、採用に消極的な会社が多数を占めていました。 そのような中、2022年、転機が訪れました。法改正で、バスを運転できる “大型二種免許” の取得年齢の下限が、19歳以下に引き下げられました。そこで、”人手不足”と”高齢化”の両方を解決することのできる、若手の運転手の採用にバス業界は力を入れています。 広島県バス協会は、11月に福山市、12月に広島市で「バス運転者就職フェア」を開く予定で、若手だけではなく、第二の人生としてバス運転手になりたいという人にもぜひ訪れてほしいということです。 ※このニュースの動画はYouTubeチャンネル「RCC NEWS DIG」で配信しています。
中国放送