税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】(前編)
やり手の調査官が仕掛けてくる“雑談”に要注意!
納税者にしてみると、「税務調査官は怖い」という印象を持っている方が多いかと思いますが、筆者としては実際には人あたりが柔らかい調査官も多い印象です。特にやり手の調査官のほどそういう傾向が強く、その分人からうまく話を引き出すのが上手です。 調査官が来たあとも、すぐに「相続財産のあれを見せてください」「これはなんですか」とは始まりません。まずは被相続人の人となりを聞くような雑談から始まることが多いです。 ただし、この調査官との“雑談”にもっとも注意すべきです。この雑談で申告漏れが発覚することが多いためです。 必要以上に警戒して無口になる必要はありませんが、雑談中も「調査されている」という意識で対応することをおすすめします。また、調査官は調査で自宅に伺った時から、家の外部や室内に何があるか、申告漏れ財産につながるものはないかなどをよくチェックしているのは忘れないでください。
税務調査で聞かれる「3つの質問」
税務調査で聞かれる質問にはいくつかの種類がありますが、とくに、人あたりの柔らかい優秀な調査官は、何気ない雑談のなかで“核心を突く質問”を織り交ぜてくるため、つい話しすぎないよう注意が必要です。 後編:税務調査でとくに注意が必要な「3つの質問」とは……? (リンク設置) 宮路 幸人 多賀谷会計事務所 税理士/CFP
宮路 幸人