ドジャース・大谷翔平投手（ＡＰ）

　ＭＬＢ公式サイトは１日（日本時間２日）、２０２５年シーズンに期待することとして８項目を挙げた。 　最初に取り上げられたのが昨季ワールドシリーズを制した「ドジャースの日本開幕」だ。大谷、山本が母国を訪れ、３月１８、１９日に東京ドームでカブスとのＭＬＢ開幕戦を迎える。昨季は史上初の「５０―５０」を達成し、ＤＨ専任では初のＭＶＰに輝いた大谷と、１年目から７勝を挙げ、ワールドシリーズでも好投した山本だけでなく、カブスにも今永、鈴木の日本人コンビが在籍する。さらにロッテからポスティングを申請した「日本の天才」佐々木朗希が「どちらかと契約することで、このシリーズにさらなる興味をそそる要素を加える可能性がある」と指摘。ド軍、カ軍ともに直接面談したことが報じられており、特にドジャースは朗希の移籍先の本命とみられている。 　同サイトは続けて「大谷がマウンドに復帰」と２３年９月の右肘手術などから二刀流で復帰予定の大谷個人に目を向けた。「大谷は１００マイル（約１６１キロ）の速球、破壊力のある投球を武器に、先発ローテー入りを予定している。彼を知る者にとって必見のイベントとなるだろう」とした。 　また、現役選手以外では「イチローが殿堂入り？」と注目ポイントを紹介。イチロー氏が２００４年に打ち立てたシーズン２６２安打のメジャー最多記録などの経歴に触れ、「イチローは間違いなく２０２５年の投票で最優秀選手に選ばれる」とした。全米野球記者協会（ＢＢＷＡＡ）に１０年以上在籍する記者の投票で決まる殿堂入りの結果は１月２１日（同２２日）に発表される。新たに候補入りしたイチロー氏の日本人初の選出は決定的で、史上２人目で野手では初の満票受賞の期待もかかっている。