松阪工考案の簡単ダンス指導 小中生70人に3高校の部員 三重
2月のダンスフェスに向け教室
三重県松阪市内の高校ダンス部顧問などでつくる松阪ダンスフェスティバル実行委員会(太田正隆会長、15人)などは27日午前10時から川井町の農業屋コミュニティ文化センター(松阪コミュニティ文化センター)で、来年2月15日の同フェスティバルのプレイベントとしてダンス教室を開催。小中学生たちが高校ダンス部員たちから指導を受け、楽しみながら踊った。 同フェスティバルは、ダンスに取り組んでいる人たちの発表の場にしてもらおうと企画。第1回の昨年は約400人が出演し好評だった。 プレイベントは、興味がある子供たちに体験してもらい、ダンスを始めるきっかけにしてもらおうと実施。希望者はフェスティバル当日のステージにも出演できる。 この日は県内から小学1年~中学2年の約70人が参加。午前10時からと午後1時からの2部に分けて開催。私立三重高校ダンス部「シリアスフレーバー」(神田橋純顧問、151人)と、県立松阪高校ダンス部「ネクステップ」(林麻美子顧問、24人)、同松阪工業高校ダンス部「フライハイト」(宮下由利江顧問、8人)の計51人が指導した。課題曲は紅白歌合戦に出場する「こっちのけんと」さんの「はいよろこんで」。難易度を下げたダンスを松工生が考えた。 ステージ上で、松工1年・松本花鈴さんを中心に全体練習を行った後、レベルに分かれて練習。最後は全員で保護者らに披露した。高校生たちは、腕を動かす時には「なみなみなみ」などと擬態語や擬音語を付けるなど分かりやすいように工夫していた。 松本さんは「将来は教える立場になりたいと考えているので今回の経験を糧にしたい。子供たちができた瞬間に笑顔になってくれて楽しかったです」、参加した市立山室山小学校3年・荒木桃さんは「家でダンスを楽しんでいるので参加しました。難しかったけど、できた時は本当に楽しかった。当日も出演したいです」とそれぞれ話した。 同フェスティバルは2月15日午後1時から嬉野権現前町の嬉野ふるさと会館で開かれる。出演者も募集中。問い合わせはクラギ文化ホール管理事務所TEL0598(23)2111へ。