手がかり難の日本株市場でそろそろ出番到来の好調3銘柄
来週の株式市場は日米の金融当局に対する観測が上値の重しとなりそうだ(写真:ブルームバーグ)
5月24日の東京株式市場は、前日23日の米国株市場でダウ平均株価が前日比605ドル安と今年最大の下げ幅となったことから、半導体関連など値ガサのハイテク株が売られる展開に。日経平均株価は一時、前日比で700円を超える下落となった。午後には下げ幅を縮小し、終値は同457円安の3万8646円と大幅反落で引けた。 来週は、FRB(アメリカ連邦準備制度理事会)による早期利下げ観測の後退や日本銀行の早期追加利上げ観測が引き続き重しとなり、上値を抑える推移となりそうだ。決算発表が終了したばかりで手がかり材料が少ないうえに、これまで上昇相場を牽引してきた海外投資家の買いに陰りが出始めていることもマイナス材料だ。 来週の日経平均の想定レンジは3万8100~3万8900円とする。
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冨田 康夫