華麗なるギリシャ王室の末裔たちの現在を調査
各国王室との繋がりも深く、君主制が廃止された今もなお国際的な舞台でその存在感を示し続けているギリシャ王室。美男美女として注目を集め、ファッションやビジネスの世界で活躍する、ギリシャ王国最後の王コンスタンティノス2世の子や孫たちについて、現在のそれぞれのステータスを見てみよう。
パウロス王太子
ギリシャで君主制が続いていたら、今頃ギリシャ国王だったパウロス王太子。 コンスタンティノス2世とアンナ=マリア王妃の第2子・長男として生まれた彼は2023年1月、コンスタンティノス2世の死去により、ギリシャ王室の当主となった。1967年にアテネ北部のタトイ宮殿で誕生した王太子は家族とともに生後わずか7カ月で国外に亡命し、アメリカとイギリスで教育を受けた。学業と兵役を終えた後には投資コンサルタントとなり、投資会社「Ortelius」グループを共同設立。マネージング・メンバーを務めている。 プライベートでは1995年に大富豪の娘マリー=シャンタル・ミラーと結婚。マリア=オリンピア王女、コンスタンティノス・アレクシオス王子、アキレアス=アンドレアス王子、オディッセアス=キモン王子、アリステイデ・スタウロス王子の5人の子どもをもうけた。 現在の主な生活拠点はニューヨークのアッパー・イーストサイドにある豪邸だが、誕生日には家族でロンドンに集合するなど、ジェットセッターな生活を送っている。
マリー=シャンタル王太子妃
空港免税店などを手掛ける米DFSグループの創設者ロバート・ミラーの次女として生まれ、パウロス王太子と1995年に結婚したマリー=シャンタル王太子妃。高級子ども服「マリー シャンタル」のデザイナーとして大成功を収め、イラストレーターや絵本作家としても活動。2019年にはマナーブック『Manners Begin at Breakfast(原題)』を出版するなど、多方面で活躍。さらにパウロス王太子との間に5人の子どもを産んで、育て上げるなど、ほっそりとした華奢な姿からは想像がつかないくらいパワフルなロイヤルレディだ。