【バスケ】勝率5割復帰のファイティングイーグルス名古屋、初のCSへ望み 佐土原遼「残りの試合に全部勝てば可能性は全然ある」
大混戦のCS争い 他の愛知勢に続けるか
3連勝で24勝24敗と勝率を5割に戻したファイティングイーグルス名古屋だが、初のCS進出への道のりは依然として険しい。同地区では2位の三河との間に川崎ブレイブサンダース(26勝22敗)とSR渋谷(26勝22敗)がおり、ワイルドカード争いでも島根との間に広島ドラゴンフライズ(27勝21敗)など6チームがひしめく大混戦となっている。 ライバルも多くいる中で、CS進出を果たすためには何が必要なのか。笹山は話す。 「まずは自分たちは勝って自力でチャンピオンシップを目指すのが一番。まだまだ厳しい位置にいるので簡単ではないと思うが、チャンピオンシップというひとつの目標に対して全員が同じ方向を向くことが大事だと思う。誰か一人がそっぽを向いてしまうとチームとしてはまとまらない。キャプテンとしてもポイントガードとしても、そういう部分は選手たちを常々見てまとめていきたい」 実際に信州との第2戦では、3Qまでなかなか波に乗れず接戦が続く中で、チームが好プレーを決めるとベンチも大きく盛り上がるなど、チームが一つにまとまっていた。チームがまとまっていたことでアウェイ会場でも主力選手たちも気持ちよくプレーができ、エースのアーロン・ヘンリーが自己最多32得点を記録するなど、ベストなパフォーマンスを披露できていた。 昨シーズンに広島でCSを経験している佐土原は、CSを目指す上ではチームのマインドセットが重要だと指摘する。 「(ワイルドカードの島根まで)5ゲームというのは確かに厳しい状態ではあるが、ここから残りの試合に全部勝てば可能性は全然あると思っている。(信州戦を含めて)14試合全部勝つことにフォーカスして、みんなが何をしなければいけないのか、常に考えながら練習などでも話をしている。チーム全体がまだ諦めていないをコートでも体現できているのかなと思う。ここから残りの試合に勝ったらCSに行けるということをモチベーションにして、みんな陽気な感じになっている」 レギュラーシーズン12試合を残し、CS進出の望みをつないでいるファイティングイーグルス名古屋。すでに昨シーズンの勝利数(22勝)を超えており、B1昇格2年目にして飛躍のシーズンとなっている。三遠ネオフェニックス、三河、名古屋ダイヤモンドドルフィンズの3チームがCS圏内にいる中で、愛知勢として4チーム目のCS進出を果たすことができるか。残り12戦、“FEインテンシティ”に期待したい。
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