「ストライクはわずか10球」2回途中KOの千賀滉大に現地メディアは酷評の嵐「先発にふさわしいのだろうか?」
メッツの千賀滉大は現地時間10月13日(日本時間14日)、敵地で行われたドジャースとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発登板。2回途中2安打4四球3失点の乱調で、ポストシーズン初黒星を喫した。 【動画】リーグ優勝決定Sで日本人対決!大谷翔平が千賀滉大から適時打を放つシーン 初回、先頭の大谷翔平をニゴロに打ち取り、波に乗っていくかと思われたが、続くムーキー・ベッツから3者連続四球。満塁のピンチを招くと、マックス・マンシーにカウント2-1から適時打を浴びて2失点。先制を許す苦しい立ち上がりとなった。 2回も状態が戻ることはなく、先頭のギャビン・ラックスに四球。犠打で1死二塁とされると、早くも大谷と2度目の対戦に。初球、甘く入ったカットボールを捉えられると、打球はあっという間に一・二塁間を抜けていき3点目を失った。 ここでメッツのカルロス・メンドーサ監督は交代を決断し、千賀は1回1/3で降板。30球を投じ、そのうち20球がボールという乱調劇。奪三振はゼロで、最後まで本来の姿を取り戻すことはできなかった。 リーグ優勝決定シリーズの初戦という大事なマウンドを任されながら、期待に応えることができなかった千賀。現地メディアからは厳しい評価が下されている。 米メディア『MLB.com』のアンソニー・ディコモ記者は自身のXで「コウダイ・センガは犠打によるアウト1つを含むわずか4アウトを記録しただけで終了。四球4つ、暴投1つ、ピッチクロック違反1つ、そして3失点。走者が塁上にいるのにも責任がある。センガの30球のうちストライクはわずか10球だった」と、制球難に陥った投球を酷評した。 現地メディアの『Metsmerized Online』もXで「今季3度目の先発となったコウダイ・センガにとっては厳しい夜となった。彼は完全にコントロールを失ってしまった」と厳しい評価。さらに、メッツ専門メディア『MetCast』はXで千賀の今ポストシーズンの成績を紹介した上で「コウダイ・センガは今シリーズでも先発にふさわしいのだろうか?」と疑問を呈した。 チームは投打ともにドジャースに圧倒され、0-9で大敗。シリーズを勝ち上がるチャンスはまだ残されているが、千賀にとってもチームにとっても悔しい初戦となった。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]