韓国・医療過誤で4歳児失った母親、「緊急医療体制の改革」を涙の訴え
【09月14日 KOREA WAVE】医療過誤で2019年に4歳の息子キム・ドンヒ君を亡くした韓国・釜山(プサン)在住の母親キム・ソヒさんが10日、ソウルで開かれた「患者カフェ」で涙ながらに思いを語った。 キム・ソヒさんは「息子の笑顔が今でも目に浮かぶ」とし、緊急医療体制の改善を訴えた。 息子は2019年10月、慶尚南道(キョンサンナムド)でへんとう腺の手術後、症状が悪化して翌年3月に死亡した。 キム・ソヒさんは手術を担当した医師が手術ミスを隠して強制的に退院させ、息子が重篤な状態になったにも関わらず、近くの大学病院は受け入れを拒否したと主張した。 キム・ソヒさんは、病院側からの真摯な謝罪があれば法的措置を取ることはなかったと述べた。 この事件では手術した医師を含む6人が昨年6月、業務上過失致死罪で不拘束起訴された。 韓国患者団体連合会は、緊急患者の搬送拒否を防ぐため「ドンヒ法」の早期施行を要求。法律専門家や医療関係者も、医療事故時の対応改善が必要だと指摘している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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