城西大城西、3トップが機能し中央学院大学中央に11発完勝
9月1日、第103回全国高校サッカー選手権東京予選1次予選1回戦が都内各地の会場で行われ、城西大城西が中央学院大学中央に11-0で完勝し2回戦に駒を進めた。 【フォトギャラリー】中央学院大中央 vs 城西大城西 前半5分、FW11長谷川貴俊(3年)がFKを直接叩き込むとFW9石川拓久郎(2年)が9、12、16分と立て続けに決め、約7分間でハットトリックを達成。さらに18分、MF8稲盛優真(3年)が、26分にはMF10中村南斗(2年)がバー直撃となったシュートを頭で押し込むと、28分にはFW9石川が終了間際にもMF10中村が決め、前半だけで8ゴールを挙げた。 後半、メンバーを適時入れ替えた城西大城西だが勢いは止まらず。23分、FW11長谷川が38分にはCKからDF4南島滉介(2年)が頭で決め、アディショナルタイムには途中出場のMF12関根悠人(2年)の得点でゴールラッシュを締めくくった。 城西大城西の3トップ=4得点のFW9石川を頂点に右に2得点のFW11長谷川、左のFW7小川慶翔(2年)が機能的に、かつ執拗に相手のスペースに走り込み、チームに大量得点をもたらした。 FW9石川は「FWの3枚で攻撃を仕掛けるなか、自分たちのやり方と相手のやり方がうまくハマりました。常に3枚で(攻撃を)作ることを意識しながら、相手をしっかり押しこめました」と要因を語る一方で、石川本人はもう少し得点が欲しかったようだ。「得点できるときにとっていかないといけません。トップを任されている以上、得点は一番が大事。もっと点を取っていきたい」とどん欲だ。 またキャプテンマークを巻いたDF3押江咲哉(3年)は「攻撃陣を含め、後ろの選手も前に蹴られたら、しっかり跳ね返すことができ、つなぐことができ、前半のうちに大量得点できました」と勝因を分析するとともに「前半は簡単に前に蹴ってしまいましたが、目指すサッカーはそこではなく、しっかり後ろからビルドアップして得点を取ること。(勝ち進むと)相手がより強くなっていくなか、縦パス一本で点を取らしてくれる相手ではないので、つないで、しっかり崩して点を取っていくことが大事になります」と手ごたえと抱負を述べつつ、次戦を見据えた。 なお、城西大城西は2回戦で大量9得点をあげた拓殖大学第一と対戦する。 (文・写真=佐藤亮太)