【当てはまったら要注意】実は“地面師たち”かもしれない「ハイリスクな不動産取引」の特徴【司法書士が解説】
ハイリスクな不動産取引を回避するには?
ハイリスクな不動産取引を回避する方法は「司法書士に依頼すること」です。 不動産取引は司法書士にとってメインの業務ですから、決済の知識と経験はどの士業よりも豊富です。 また、ほとんどの司法書士事務所は賠償保険に加入しています。そのため万が一、司法書士の過失で売主のなりすましを見抜けず買主に損害が生じた場合には、数億円の賠償責任でも補填することが可能です。司法書士に依頼すること自体が「保険替わり」にもなるのです。 司法書士の費用にはいろいろな条件があるので一概に「いくらかかります」とは言えませんが、10万円、20万円ということも珍しくありません。そう聞いて「あまりにも高い」「それなら自力で何とかしたほうがよいのでは」と感じる方もいるでしょう。しかし、不動産の高額さを考えれば決して無駄な出費ではありません。安心を買うという意味でも、万一損失が生じた場合に備えるという意味でも、選択肢の1つとしてご検討いただければと思います。 佐伯 知哉 司法書士法人さえき事務所 所長
佐伯 知哉