沖縄と自衛隊(28)/石垣・自衛隊住民投票/防衛政策を地域が問う意味は
中山市長「どこに何を配備するかとかですね、どういう装備を整えるかとか、またどこに駐屯地を持ってくるかというような話もありますけども、これは国全体で考えることであって。住民投票で反対が多かったからそれはもうできませんっていう話になると、国の国防の中に一部穴が開いてしまうことになりますんでそれは危険性があるというふうに思ってます」 宮良さん「会の人たちは、別に賛成なら賛成で配備賛成なら賛成すれば全然受け入れる。それは明言してますしみんな本気で思っているけど、やっぱり民意を恐れてたのは市長とか議員さんたちだったんだろうなって思います。間接民主制、議会議員は市民から選ばれてその議会が決めたことだからそれこそが民意。例えば自衛隊配備自体も住民投票否決したこともそれが民意なんだって言う方もいますけど、なんか多数決絶対主義が民主主義みたいな。数が多い方が絶対数の多い方が正しいんだみたいな、その意見を通していいんだっていうのは本来の民主主義、健全な民主主義じゃないと思うんですね」 塚崎記者「投票を通して、自衛隊配備問題を市民全体で考えたいという若者たちの思いに行政も議会もそして司法も応じることはありませんでした。若者たちの願いが実らなかった結果は石垣島の未来に何を残すのでしょうか」
QAB 琉球朝日放送