立浪竜のキーマンが「オープン戦打撃三部門」すべてでベスト5入り! 3年連続最下位脱出へ向け視界良好!?
2024年シーズンを前にしたオープン戦が24日、終了した。12球団が開幕に向けた実戦を終え、これから最終調整を行い29日の開幕戦を迎えることになる。 【一覧】2023年 プロ野球 引退・退団・戦力外・トレード・移籍選手リスト オープン戦順位では、中日とソフトバンクが同率首位で終えた。中日の首位フィニッシュは21年ぶりのことだという。昨年は最下位に沈んだだけに、巻き返しに期待がかかる。ちなみに昨年日本一だった阪神は、最下位だった。 中日には、規定打席に達した選手によるオープン戦打撃ランキングの主要3部門すべての上位に、名を連ねている選手がいる。DeNAから現役ドラフトで移籍し、2年目を迎える細川 成也外野手(明秀日立出身)だ。 打率、本塁打、打点部門の上位ランキングは以下の通り。 <打率> 1位 度会 隆輝(DeNA).434(53打数23安打) 2位 細川 成也(中日).290(62打数18安打) 3位 アギラー(西武).289(38打数11安打) 4位 佐藤 輝明(阪神).270(63打数17安打) 5位 三好 大倫(中日).262(65打数17安打) <本塁打> 1位 ウォーカー(ソフトバンク)5本(16試合) 2位 山川 穂高(ソフトバンク)3本(16試合) 2位 細川 成也(中日)3本(19試合) 2位 佐藤 輝明(阪神)3本(17試合) 2位 田村 俊介(広島)3本(18試合) 2位 栗原 陵矢(ソフトバンク)3本(16試合) <打点> 1位 マルティネス(日本ハム)12打点(15試合) 2位 柳田 悠岐(ソフトバンク)9打点(15試合) 2位 山川 穂高(ソフトバンク)9打点(16試合) 4位 島内 宏明(楽天)8打点(15試合) 4位 細川 成也(中日)8打点(19試合) 4位 ウォーカー(ソフトバンク)8打点(16試合) この3部門上位すべてに名前があるのは細川だけで、打率2位、本塁打2位タイ、打点4位タイ。セ・リーグの選手で細川の上にいるのは、打率でのDeNAルーキーの度会 隆輝外野手(横浜高出身)だけである。シーズンに入って同様の好調さが続けば、「三冠王」も夢ではないことになる。 打力不足がテーマだった中日にとっては大きな存在。昨年チームトップの24本塁打&78打点の「チーム2冠王」が、さらなる進化を遂げれば、個人成績はもちろん、チーム成績もグンと押し上げるというもの。移籍2年目の飛躍に大いに期待したい。 細川のほか、DeNAの度会はもちろんのこと、広島3年目の田村 俊介外野手(愛工大名電出身)の3本塁打には将来性を感じさせる。トレードで巨人からソフトバンクに移籍したウォーカーも好調だ。シーズンでは、細川も含め、オープン戦好調だった選手から目が離せない。