猥雑なネオン街を駆け抜け、モブを操って□野狗子□を狩れ―『野狗子: Slitterhead』先行プレイレポート
この「TALK」というパートで稀少体たちと会話することで、ミッションがアンロックされていきます。加えて、彼女らの考えていることもわかり、キャラクターに愛着も沸いていきました。
特に憑鬼は良くも悪くも純粋であり、ジュリーに影響されれば人間の良心を知りますが、殺意の高いアレックスに入れば物騒な性格になります。憑鬼の様変わりがなかなか興味深いですね。
「TALK」で目標が定まったら、その前に「STATUS」でスキルをアップグレードしましょう。稀少体それぞれの体力や武器の耐久力から、アクティブスキル・パッシブスキルなど好きなものから強くしていけます(ちょっとこのあたりのUIは使いづらい印象も受けましたが……)。1ミッションでもらえるポイントで数人分のスキルを一気にアップグレードできるので、そんなに細かく考えなくても大丈夫でした。
さて、いよいよ「MISSION」に突入。稀少体をふたり選び、潜入や探索、もちろんバトルまで幅広くこなしていきます。他にも牢屋の鍵を探すステルスパートや、狭い娼館で大立ち回りするパートなどがありました。ゲームのコアループ自体は20年以上前からあるタイプの作りではありましたが、それ故にわかりやすく、遊びやすいゲームという印象です。
使い捨てのモブでも役には立つ! 命が軽すぎるバトルシステム
本作のバトルはいわゆる流行りの3Dアクションの系譜にあります。敵である野狗子をロックオンし、回避とパリィで敵の攻撃をいなしつつ、スキルを叩き込んで一気に敵の体力を削っていくというものです。
しかし、ところどころユニークな特徴があります。それが「憑依」のシステムです。
いくら稀少体と言えど人間なので、何度か殴られれば死んでしまいますし、モブのおっさんやおばさんはもっと非力です。しかし(PS5では)L1ボタンを押せばいつでも憑鬼は宿主を変えることができます。敵に攻撃されて死にかけた体はとっとと捨てて、新しい体で敵に殴りかかりましょう。上手くやれば、野狗子を後ろからボコることもできます!
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