「より恐怖を感じれば、優勝の喜びはより大きなものになる」レアル・マドリー指揮官が15度目のCL制覇へ意気込み
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)決勝に向けてコメントした。 今シーズンのCLで王者マンチェスター・シティを撃破し、準決勝でバイエルン・ミュンヘンに劇的な勝利を収めたレアル・マドリー。2年ぶりとなる決勝進出を決め、15度目の欧州制覇を懸けて6月1日にドルトムントと対戦する。 決勝戦前、アンチェロッティ監督はプレスカンファレンスで「この試合に向けた準備の時間が我々にはあった。チームは集中しているし、ベストなプレーをするのに必要な自信もある」とコメントし、大一番に向けて続けた。 「今シーズンの最も重要な試合では、自信をもってプレーしないといけない。相手も常に決勝にたどり着くのにふさわしい戦いをしてきたし、我々はとてもリスペクトしている。すべてが上手くいくことを願おうじゃないか」 「ファイナルはファイナルで、最も重要で、最も危険な試合だ。この舞台を楽しまないといけないし、間違った方向に行く可能性もケアしないといけない。フットボール界で最も重要なこと、チャンピオンズリーグ制覇に最も接近している状況だ」 「失敗するかもしれないという恐怖はあるが、そういうものだ。ファイナルまで来ることはとても難しいことだから、この舞台にいられる我々は極めて幸せだ。物事を上手く機能させないといけないし、少しの運も必要で、諦めてはいけない。ファイナルにたどり着いたなら成功まではあと少しだが、心配もし始めてしまう。明日は恐怖と心配があるだろうが、当然のことだ。より恐怖を感じれば、優勝の喜びはより大きなものになる」 10年前にクラブ史上10度目のCL制覇を成し遂げたアンチェロッティ監督は、当時との違いについても語っている。 「私は10歳年を取ったが、まだ若いと感じている。レアル・マドリーでの初めてのファイナルは10年前で、それ以降も私は多くのことを学んできた」 「10年前にもいた選手も何人か残っている。この選手たちとクラブのおかげで、とても重要なことを成し遂げてきた」