ヤクルト・サンタナ 新たな相棒と歩んだ後半戦/復活を遂げた男たち
シーズン中の離脱から見事に復活を果たした。今やヤクルトには欠かせない助っ人となったサンタナは4年目の今季、122試合に出場しリーグ2位の打率.315、17本塁打、70打点。夏場に一時チームを離れたものの、規定打席に到達しシーズンを終えた。 【選手データ】ドミンゴ・サンタナ プロフィール・通算成績 痛い離脱だった。7月5日の巨人戦(神宮)で左足裏の炎症を起こし、同15日に出場選手登録を外れた。初めて選ばれたオールスターには出場したが、再昇格を果たしたのが8月6日。助っ人砲が不在の約1カ月間、チームも苦しんだだけに、存在の大きさを再認識することとなった。 二度と戦線を離脱しないために、足元を見つめ直した。状態を良くするための治療はもちろん、シューズのインソールを改良。「特別なインソールを発注して、カスタムして作ってもらって。だいぶ(負担は)軽減されたと思う。スパイクだけでなく、日常的にも使用するようにしている。クッション性というよりは自分の足の型にしっかりはまっている特別な感じ」と明かした。自らにフィットした新たな相棒とともに、再び歩み出した。 村上宗隆、オスナとともに形成するクリーンアップは12球団トップクラスの破壊力だ。サンタナは打率も高く、得点圏打率.324と勝負強さも光る。2025年シーズンから新たに3年契約を締結。「すべてが好き。ずっとスワローズにいたいという気持ちが強かったので、残れてよかった」とヤクルト愛を口にしており、来季以降も大きな期待がかかる。 写真=BBM
週刊ベースボール