ここにきて「石破総理」誕生説が浮上…菅と麻生の仁義なき「岸田おろし」がはじまった!
女帝・百合子氏がみせた「圧巻の出馬表明」
自民党総裁選挙よりも前に投開票が行われる東京都知事選挙にも触れておきたい。 「リアル(生放送)でやっている局はどちら? あ、こちらね(笑顔)」 6月12日、小池百合子知事が6月20日に告示(投開票は7月7日)される都知事選挙に3選を目指し無所属で出馬すると表明した。上記の言葉は都議会閉幕後、小池氏を取り囲んだテレビカメラのクルーに向けて発したひと言である。 この日、小池氏の服装は、勝負カラーの緑ではなく青系のジャケット。実は、8年前、都知事として初登庁した日も、白いジャケットの下に青のインナーという姿だった。 小池氏の言葉を借りれば、青は「静かな気持ち」を表すらしい。「女帝」らしく、まさに静かな気持ちで、蓮舫氏という最強の挑戦者を迎え撃つ気構えなのだろう。 筆者は、小池氏の出馬表明に関して、都議会閉幕日の6月12日ではなく、蓮舫氏が外国特派員協会で会見する6月14日の午後2時にぶつける形で、知事としての定例会見に臨み、その場で出馬表明すると予想していた。 しかし、小池氏は、蓮舫氏が語る前に1つ花火を上げて話題を独占し、蓮舫氏が語っている最中に行う定例会見でも、マスメディアの関心を自身に引きつけるという戦略を選択した。このメディア戦略は見事というほかない。 そんな小池氏を推す自民党東京都連の中には、こんな声がある。 「東京都連会長の萩生田前政調会長あたりは、神宮外苑再開発問題を蓮舫さんにリセットされたくないから応援するだろうけど、小池さんは8年前、都議会自民党の政治手法を『ブラックボックス』と批判して知事になった人だよ。我々とは距離があるからね」(自民党都議会議員) 対する蓮舫氏の陣営、立憲民主党関係者の間でも共産党と組んだことへの不満が根強い。 「蓮舫さんは、6月14日の外国特派員協会の会見で、『私は支持者を排除しません』なんて語っていたけど、共産党がついたことで、これを嫌う連合東京と国民民主党は小池さんに乗るよね。これじゃあ足し算どころか引き算だよ」(立憲民主党衆議院議員) 東京都の有権者数は約1150万人。投票率を60%前後と想定した場合、約700万票。主な候補者のうち、保守層に強い元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)と、街宣先で人気歌手並みの声援が飛ぶ前安芸高田市長の石丸伸二氏(41)は数十万票の得票があるとして、当選ラインは、200~250万票あたりになるだろうか。 小池氏と蓮舫氏、ともに6月18日に公約を発表したが、双方の狙い、その強みと弱みを筆者なりの分析でまとめておく。
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